東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『今年が終わる』

■ 空日記まとめがき。


■ 25日(月)。朝早くから起きて仕事に行く。我がipodはどうやら活躍したらしい。現在、その仕事で使ったある歌手の歌が1曲入ってる。2GBあるわけだし、1曲じゃなぁ。来年は活用することを誓う。


■ 26日(火)。昨日の仕事が終わったのがこの日の朝5時でフラフラしながら帰り、また出社。で、この日は会社の忘年会。忘年も忙しい仕事の合間はきつい。そのうえ大雨。この職場に雨男がいることは間違いない。そして俺の可能性もかなり大。2次会のカラオケで盛り上げろという指示を受け、苦し紛れに『硝子の少年』なんぞを唄い、「いまいちだなぁ」という感想をもらう。深夜2時に帰宅。



■ 27日(水)。どこに行ってもTINNO ROSSIさんのアルバムがない。注文することを考える。



■ 28日(木)。仕事納めの日。社員さんと会社の掃除をする。「トイレは僕がやろうじゃないか」と先輩に言われ、言われるままにお願いしてしまう。こういう時、率先して動ける人はなんだか尊敬してしまう。いや、別に掃除ができるとかそういうことだけでなく、いろんなことにおいて。夜8時、無事仕事を納める。



■ 29日(金)。で、会社の仕事は昨日納めたのだけど、実はこの日ある仕事が残っていて、4人だけ出社。原宿近辺を一日中うろつきまわる。人の多さがはんぱじゃないよ、原宿は。いろいろな人がいて面白いなぁと思うが、土地としてはいまいち惹かれない。夜11時半、仕事終了。本当に仕事を納める。


■ 30日(土)。夕方から外出。鬼子母神神社に行って公孫樹を見る。でかいので好き。それからかげわたりの練習を見学。新曲はえらくかっこいい。練習後に以前話しがあったPV制作の件でメンバーの人たちや谷川さんと打ち合わせ。ある程度、製作の方向性が決まる。ええと、こんなことをここで書いてもあれですが、僕はかげわたりを支持する。理由は作る曲がかっこいいから。それほど僕に出来ることはないけれど、かげわたりの音楽がいろんな人に届くようにできることはやっていきたい。かげわたりのライブが年明け1月6日に六本木であります。詳しくはこちら。あと、まぁここに書いても知らない人には訳がわからないのだけど、かげわたりのベース宮嶋君は2次元の人なのだとその場にいた人の中で意見が一致した。いったん打ち合わせが終了した後、家常さんと谷川さんと見学に来ていたMと僕の4人で少し飲みなおす。0時過ぎにお開きにしたが谷川さんの終電がないことが判明し、急遽、Mと僕と谷川さんの3人でマダムシルクへ。マダムシルクは31日で閉店なのでえらく混んでいた。深夜2時に店を出て歩いて僕の家へ。家で少し飲みながらPVの話をする。谷川さんが考えてるイメージに近いアーティストのPVをyou tubeで見てるうちに僕は眠ってしまった。



■ 31日(日)。谷川さんと近所のデニーズで朝食を食べることに。そういえば去年の暮れもこうやって朝方まで谷川さんといた。あの頃は『東京の果て』を作ることでてんやわんやしていた。偶然だけど、デニーズは『東京の果て』で頻繁に使っていた稽古場の近くにある。まさかそんな場所に自分が今、住むことになるとは。仕事も変わったし、1年でいろいろ変わるものだ。眠さも相まってぼんやりしつつ、なんだかいろいろ話をした。話の最中に僕の目の前のテーブルに3名のお客さんがやってきた。1人は40歳くらいで、あとの2人はかなり高齢。どうやら40代の男のご両親のように思われる。40代の男に先導されて、杖をついてゆっくりと歩いてテーブルに向かう2人。その3人に向かって店員さんが「ようこそデニーズへ」と声をかける。なんでもない光景なんだけど、なぜか強く印象に残る。ここに、ある型式によって支配された社会があって、その中で僕は生きて、死んでいくのだろうと思う。それでもこの社会でしか生きられないわけで、ここから背を向けず、この社会の中で、自分の立ち位置をきちんとしつつ生きていければと、ふと思う。



■ 谷川さんと別れてから、年末らしく部屋の掃除をしたり、こうやって日記を書いてのんびり過ごす。空は晴れ渡っていた。



■ 今年ももうすぐ、終わりです。みなさま、良いお年を。