東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『ほろ酔い考』

tokyomoon2007-01-29

■ ある仕事がとりあえずの一山を超えたので、すこしほっとして、家でビールなどを飲んでみたのですがね、というのも、最近、ビール一杯目がすこぶるうまいからでして。いかんせん疲れており、かつ、土曜のダメイジから完全に復調してないこともあってビール一杯目であっという間に酔っ払ってしまい、今、どうにもフラフラした気分になっておるのであります。


■ そんな私はいろいろ気になる年頃でございます。俳優豊川悦司氏が気になる年頃でございます。氏は出演している近作2作(『日本沈没』と『愛の流刑地』)の予告編で決め台詞的なモノを与えられておりまして、私思うに氏は今や押しも押されぬ決め台詞俳優としての地位を確立しているのではなかろうかと思うのであります。『日本沈没』における「日本は一気呵成に沈んでいくんだはぁ!」という心なしか舌ったらずに聞こえる台詞を聞いてからというもの、私の中でこっそりと一気呵成というフレーズが流行ったことは言うまでもありません。「よーし、今日もいっちょ一気呵成にいくかな」とか「このラーメン、ちょっと麺の腰に一気呵成が足りねぇなぁ」とか「あんた、やっこさんのこと知ってるのかい。そうかい。あいつはね、確かになかなかいい一気呵成を持ってるよ」とか口にしていたものです。

それに比べると『愛の流刑地』の決め台詞(うる覚え)「あなたわはぁ、死ぬほど人を愛したことがはっ、あるのですかはぁ!」は、これほどの決め台詞もないよというような台詞ではあるとは思うのですが、それでも『日本沈没』ほどのパンチ力は感じられないと思う昨今なのであります。いや、まぁ、本編を見ずにテレビで流れる予告編しか見てない身で、なにをかいわんやとは思うのですがね。結局のところ、私、考えるわけであります。世の中には二種類の俳優がいるのかもしれませんね、と。決め台詞を言える俳優と決め台詞を言えない俳優。いや、決め台詞を言える俳優と決め台詞を言わない俳優の二種類の俳優が。はい、酔っ払いの戯言でございました。