東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『雨が降る月末』

天気が悪く雨が続くと、履いていく靴が迷う。結果、革靴か長靴で行くのだけど。いろいろな仕事が立て込み、ここにきて少しばかり余裕がなくなる。早いなぁ、まだ1月なのに。余裕のストックというものができるなら、それを小出しにして、うまく息継ぎできればなぁと思うのだけど。

27日、28日、雨が降る日に限って、いろいろと移動が多い。そして荷物も多い。そのうえ、傘を忘れたりする。コンビニで傘を買うことって、なんだかとても損をした気持ちになる。雨が降るし、ようやく一月らしい肌寒さになる。

購入した町山智浩さんの『ブレードランナーの未来世紀』が面白く、それをゆっくり読んでいる。『ビデオドローム』なんてどこかでレンタルできるのかなと疑問に思ったり。『イレイザーヘッド』も『プラトーン』もざっくりとしか観ておらず、改めて観なおしたい気持ちになる。いずれの作品も何かしらの畏れを感じるような作品で、その畏れの中に、映画監督としての意志を感じるのだなぁと思ったり。

で、そういう映画のストックは無いので録画していた『バンブルビー』を観て、うーん、なんだこれはと思う。マイケル・ベイのガチャガチャとしたアクション映画の方がまだ潔いと思うのは勝手なのだろうか。その後に観た『素敵なダイナマイトスキャンダル』はとても良かった。色合いが時代を感じさせていて、衣装やセットもこだわりがある。冨永昌敬監督の独特の味というのか。やけに曇った眼鏡と無駄に怪我をしている周りの登場人物たちが、なぜかカメラ目線で台詞を言うという意味のないカットなど、それだけで面白い。俳優さんというのあれはやはり顔なのだろうか。魅力的な人の顔は良いなぁと思う。

雨が降った翌日の29日。ようやく雨があがるとホッとする。