東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『某所に行く、他』

tokyomoon2007-06-13

■ 写真は関西某所。ある筋の人にはどうやら有名な場所らしい。このおおざっぱな携帯画像ではピンと来る人は圧倒的に少ないと思われるが。昨日、ここにある仕事で赴いた。往復移動時間、およそ5時間半。滞在時間8時間のコンパクトすぎるロケ。久しぶりの関西を堪能する余裕など微塵もなかったけど、新幹線に乗れたのは楽しかった。窓から見える風景が、やっぱり飛行機よりも楽しい。坂道とか、平地とか、茶畑とか、瓦屋根とか、富士山とか、快晴だったのもあってばっちり観れたし。帰りの電車内では爆睡だったけど。


■ 今日の仕事が終わったあと、地元のファミレスで台本を打つ。打つと書いたのはノートパソコンを持ち込んで作業をしているから。最近はどこへ行くにも可能な限りパソコンを持ち歩いている。以前は、当然のように台本はノートに書いていたけど、最近はすっかりパソコンで打つ習慣がついている。深夜のファミレスは微妙にけだるい感じでいい。久しぶりに睡魔に襲われず集中して台本書きができて、ちょっとした手ごたえを感じつつ、満足して家に戻ってきてから、開いたパソコンで国府理さんのブログを観て次の文章を発見。


 

たまに自動車の持つ機能と意味の解体と再構成などと言われたりすることがありますが、そんな行為に必要性を感じたことは無いと思う。
私にとっての乗り物の形態とは、何か言葉での表現が難しい複合的な事柄をあらわす比喩のための、使い慣れた語彙のひとつに過ぎない。
そしてそれ自身、状況の変化などにともなって記号と内容の関係を変化させていく「意味」の集合体のようなもので、むしろ解体を避けて手渡すことによって、それらは鑑賞者の物語の中に走り出すのだと考えている。


 劇的になりすぎてないか。意味を持たせることを履き違えてないか。勢いに任せてパソコンで打った台本を、もちろんそれにはそれの魅力があるだろうけど、改めてきちんと推敲しなくてはならないなと思う。