東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『欲がでる』

■ 昨日の夜、諸々の清算などで、芝居に出てくれた円谷さんと会う。急に時間を作ってもらい、夜も遅い時間に新宿に来てもらった。申し訳ないことです。『朝からの家』に関して、役者として、一読者として率直な意見を聞いてみた。突き詰めた所で、「お金を取れるものを作れたか」。それは当然、商業的な意味合いではなく、こちら側の意識の問題として。


で、それとは別に気になることが一つ。実は、別の観客の方から、芝居の最中に何かノイズのようなものが聞こえていたという、指摘を受けていたのだけど、それ、円谷さんも気になっていたのだという。スタッフルームでオペをやっていた僕には、その音が聞こえなかった。全然気づかなかった。それは一体何の音なのだろう。まぁ、イベントが終わってしまった今、その原因を追及するのは無意味か。


とにかく今回のイベントではいろいろと刺激を受けたし、次に自分でやりたいことへの意欲が高まった。今回の反省と経験を次に活かそうと思う。


■ 少しだけ、ゆとりができたからなのだろうか、インプット欲がかなり高い。宮沢章夫さんの『ノイズ文化論講義』の面白いこと。作品の中で引用されている中上健次さんの「日本の二つの外部」の文章を読んで、その考え方に改めて刺激を受ける。で、今日、23時の閉店直前に新宿のタワーレコードへ。欲しかったMichael Nymanの『The very best of Michael Nyman Film music 1980-2001』を購入。で、その時にたまたま目にとまったamiinaというアーティストの『Kurr』というアルバムになんだか惹かれてそれも購入。聴くぜ、いろんな音楽をガンガン聴くぜ。映画も観るぜ。アキ・カウリスマキ監督の『街のあかり』とペドロ・アルモドバル監督の『ボルベール《帰郷》』、それに井土紀州監督の『ラザロ−LAZARUS』が観てえよ。それと池袋のシネマ・ロサでやってる北野武監督の『監督ばんざい!』。なんでも同時上映で短編『素晴らしき休日』をやっているというし。いかんせん、観れるのか、俺よ。