東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『パラダイスの夕暮れ』

tokyomoon2007-08-18

■ 木曜の話。仕事の後に池袋で、久しぶりに以前の職場の同僚と飲む。面白い人で、なんというか、健気と言う言葉がぴったり合う。健気なその人は、本気で「あいのり」に出ようと考えたことがあるらしい。すごいことを考える。0時近くまで楽しく飲んでから、もう一方、元職場の同僚の方が合流。少し話しをするも睡魔に襲われうつらうつらとしてしまう。それで1時くらいに先に失礼させてもらう。楽しい夕べ。

■ 金曜の話。毎週、この曜日に生放送のあるTV番組に関する話を聞く。うーん、すごい世界だ。いろいろうごめいている。それと、そのある話のせいで、別のちょっとした問題が発生しており、ただ、その件に関しては『なかったこと』として生放送は行なわれており、その『なかった』感がかえって不気味で、ああ、ままならないなぁと思う。あと、初めて『都市伝説』を観た。怖い都市伝説、というかそれは怪談だけど、怖いよ、怪談は。怖いのはごめんだ。

■ 土曜の話。特になんの目的もなく、ふらりと三鷹のあたりへ。と、駅前が賑やか。阿波踊りをやっていた。楽しそうに踊る人たちを見る。太鼓のリズムが心地いい。夏の暑さは踊って吹っ飛ばす。とてつもなく爽快で気持ちのいい手段だと思う。


それから歩いて吉祥寺へ。賑やかな街だなぁと思う。いっつもお祭りしてるような雰囲気。以前、一度行ったことがある「いせや」は大賑わいだった。「いせや」からほど近くにある「ケーニッヒ」でハムが入ったマフィンを食べる。うまいうまい。


京王井の頭線に乗って渋谷へ。アキ・カウリスマキ監督の『パラダイスの夕暮れ』をレイトショーで観る。ブルーカラーの男女によるラブストーリー。映画のラスト、女を連れ去る痛快さと裏腹な嵐の中の船出。一筋縄ではいかない。それにしてもマッティ・ペロンパーの眼の力よ。ギョロギョロ動く。サングラスを外して「メス豚」と言うシーン、あの切ない表情にあの眼、それもまた素敵。カウリスマキの作品はほんと面白い。土曜の夜の渋谷は賑やか。