東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『渋谷で喫茶店を探す』

■ 渋谷で、ゆっくりと時間を過ごせる喫茶店はないものかと、タワーレコードをこえて代々木体育館の手前を左に曲がり、渋谷駅を中心とした半円をぐるっと東急本店のあたりまで歩く。探した場所がよくなかったのか、まず喫茶店を見つけられない。やっとこさゆっくり出来そうな喫茶店を松涛の手前で見つけ、そこに入る。


■ 冨江くんと映画を作ろうという話になった。それで、脚本にかかる前にプロットというか骨組みになりそうなものをアレヤコレヤ考えている。冨江くんは『東京の果て』を映像化しようと提案してくれたのだけど、あれは芝居、というかバンド演奏と映像と芝居の合わさったものとして考えて作ったものだからああいう形になったわけで、それをまた映像だけで作るとなると、いろいろ考えなくてはならないところもあると思ったし、それを映像にするよりは、もっと映像作品として描きたい題材があって、そっちをやりたいと僕は冨江くんに提案した。


それは一組の男女の話で、男の部屋で交わされる2人の会話が前半で、後半はその2人が茨城の波崎へ風車を見にいく物語からなる作品。この前、波崎へ行って、この場所へ向かう男女の話しを映像にしたいと改めて強く思った次第。

ただ、まぁ、映像に関するノウハウというか技術があまりないままでいきなりロケは厳しいかと思うので、ひとまずは前半部分の部屋の中での2人の物語をきっちり作ってみようと思う。


  それで喫茶店でいろいろ考える。喫茶店には客がまばらにいた。50歳を越していると思われる2人の婦人がカウンターで楽しそうに会話をしていた。一人の夫人が店に飾ってあるユリに気付き「あ、ユリ。とてもきれいな色をしている」と言って花を眺めていた。


■ それから渋谷のライブハウスでかげわたりのライブを観る。今日のセットリストはかげわたりの楽曲の中でもポップな曲が並んでいて、軽やかな気分で聴けた。いつもよりも緩い具合のMCも、選曲と相まって心地いい。それは、僕がメンバーの人となりを知っているからなのかもしれないけど。とても良いライブをしていると思うのだけど、集客が比例してこないのは難しいなと思う。少しずつゆっくりと浸透しているような感じはあるんだと思うけど。


  ライブ後、仕事が終わった冨江君も渋谷に来てくれて、打ち上げに合流。かげわたりの面々や谷川さんに映画の話をした。とにかくまずは脚本作り。渋谷の夜は人が多く祭りみたいだ。