東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『仕事、編集ときどき遊ぶ』

■ 主に仕事でバタバタしていて、編集に集中できないまま日々が過ぎていく。

とある仕事で新宿近辺をフラフラと歩き回り、このような写真を撮影。



西新宿のビル群をとあるビルの屋上から撮影したもの。そびえ立つビルと、敷き詰められたような家並みが、なんとも不思議が風景を作り出している。えらいパワープレーで、人の手が加えられた結果、片田舎だったこの土地が東京でも有数の都市となった。で、その後ろ姿がこの視界、とでもいうべきか。どこで撮ったから諸々あるので内緒。とにかくこの風景を探すため歩きに歩いて、階段をのぼりにのぼった。


■ かげわたりの家常さんから電話をもらって、自主映画の音楽のことを話したのは先週末。それで基本となる音楽は映像を見ないで、脚本からのイメージだけで作ってもらうことになった。当初は、多少編集をした映像を見てもらおうと思っていたのだけど、家常さんから映像を見るとイメージを制限される可能性があるという意見をもらい、それが最もだと思ったので、別々に製作を進めることに。そういえば『東京の果て』でもそういうやり方をしていた。今回、なんとしても早く映像を見せねばと思っていたのはなぜなんだろうか。自分でも不可思議。


茨城の波崎へ行く撮影の他に、いくつか都内の区民施設とかで撮影をしたいシーンがあり、そこに出演してもらうUさんと三鷹で会ったのは一昨日。僕が役者として声をかけることが出来る人の中では、一番年配の方。こういう人に作品に参加してもらえると、作品の幅が広がる気がする。別に老けてるとかそういうわけではなく、というかUさんは実年齢よりも若く見えるし、ただ、Uさんの演技の質が僕と同年齢の人たちのそれと違う印象を感じるから。作品のことの他にもUさんとお互いの最近の話しなどもした。あとはスケジュール。いつ撮れるか、だ。限定要因になっているのは俺なんだ。俺のせいでスケジュールが決まらない。いかんことだ。


■ 仕事と編集の合間に、私用もいろいろこなす。土曜は仕事の後に、いろいろあって軽トラで深夜の川越街道を走る。深夜に肉体労働。終わったのは朝の4時。それから就寝。11時頃に起きて、駒場にあるアゴラ劇場へ行く。


大学の頃、北海道の帯広で親しくさせてもらっていた劇団演研の『隣にいても一人』という作品の東京公演を観る。幾度目かの再演となるこの作品、僕も一度以前に観ていたのだけど、前よりも『土地』を意識させる作品に仕上がっていた気がする。舞台は北国、多分、帯広。別居状態の夫婦の娘は東京の大学に通っているという設定。いくつか帯広という土地を連想させるフレーズが台詞として語られるのだけど、そういった具体的なものよりも、むしろ東京という土地について語るその口ぶりから、『東京とは異なるこの土地』を強く感じる。完成度の高い作品だなぁと思う。役者の人たちの大人な感じは、僕がどうひっくり返ってもできない。終演後、演出のKさんと少しだけ話しをする。今度、帯広にも遊びに来なと言われるも、なかなか北海道に行く機会はない。行きたいのだけど。


その他、久しぶりにカラオケに行ったり、CDやマンガもいくつか購入した。仕事と編集だけでなく、いろいろと気を抜いてる部分もある。


■ 3月に、大学の頃の友人たちと会う計画が水面下で進行している。こういう時、陣頭指揮をとって動いてくれる人たちは本当にえらいなぁと思う。感謝。3月が待ち遠しい。