東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『素敵な光景』

tokyomoon2008-04-03

■ 諸々の用事があって、都営大江戸線飯田橋駅から有楽町線飯田橋駅へ乗換をした。乗り換え用に作られている地下道は開通しているのだけど、まだ部分的に工事をしている状態。意図的なのかわからんのだけど、うちっぱなしのコンクリートの壁やエスカレーターの作りが不思議な空間を作り出していて面白かった。


  有楽町線に乗り換えて銀座方面へ向かう。車内は空いていて、座席に座われる。と、真向かいの席に4〜5歳くらいの女の子と、その母親と、母親におぶわれているまだ小さい赤ちゃんが座った。3人は電車が走り出すと、みんなでじゃんけんをして遊び始めた。赤ちゃんは当然、じゃんけんの意味はよく判ってない。母親の膝の上にいる赤ちゃんは、母親に揺られながらグーをだす。すると母親も少女もみんなグーを出す。車内だから遠慮して、何か小さな声で囁くように母親と少女が掛け声を出して、そのリズムでグーを出す。みんなでグーをだす。時折、少女は赤ちゃんの頬に自分の顔をくっつける。それでぎゅうっと赤ちゃんを抱きしめる。すごく良い光景だなぁと思った。どうも最近、涙腺がゆるいのか、その光景をみているだけで涙がでてきてしまった。年食った。