東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『ここ数日のこと』

■9日(日)。池袋にて、ある件。計画通り行かず、仕切り直し。その後、西武池袋線の東長崎という駅の近くにある区の施設へ行く。

友達のKさんが3月に新宿で芝居をやる。その芝居のオープニング映像を頼まれた。俺でいいのかなぁと思いつつ、その仕事を受けたのが9月。で、昨日が1回目の試写になっていた。1ヶ月以上の猶予をもらっていたのだけど、そのうち1ヶ月ほどは何も手がつけれなかった。考えていた。どういう風にしようか、と。それで1ヶ月が経った。それでいざ形にしようとパソコンの前へ。この週末、ああでもないこうでもないと葛藤し、一つ形にして稽古場へ。

結果としては、みんな好意的な意見を言ってくれたのでホッとしたけど、僕自身でもまだ甘いと思う箇所が多いので、そこは少しずつ改善していきたい。公演は来年の3月だとしても、おそらく時間の猶予はそれほど、ない。

で、稽古場はやはり面白い。僕が稽古場に行くと、作・演出をしているKさんがノートを取り出して僕に見せる。と、それを見た役者のTさんが「あう」という声にならない声を出す。ノートを見ると90年代あたりのj-popのタイトルがいくつか書かれてある。Kさんは言う。「どれか一曲、選んで下さい。Tさんが唄いますんで」。一体それは何のためなのか。「これも稽古です」と言っていたけど、それ、本当に稽古になるのか。Tさんは仕切りに「自己啓発なんで」と言ってる。ひとまずノートに書かれていた「未来予想図2」を選び、唄ってもらった。照れに照れながら、唄の合間に「あふう」やら「あぐあ」やら言いながら、「未来予想図2」をアカペラで唄うTさん。それを嬉々として聞いているKさん。理由も判らず聞く僕。不思議な時間がそこに流れた。


■以下、ここ数日のこと。


■旅から帰ってくると、玄関のノブに袋が下がっていた。ノブに袋といえばおさむんなのだが、今回も案の定おさむんだった。この前、みんなが開いてくれた素敵な夜の会の時の写真が入っていた。会当日の写真もあるけれど、その会に向けての稽古風景の写真もたくさんあった。稽古に臨むみんなの表情がいい。個人的に好みなのは夜の公園で稽古をしているみんなの足元を撮った写真。足元は全てを物語る(根拠無し)。


■大学時代の芝居仲間Tから電話があったのは4日、だったか。札幌の大学で研究員の様な仕事をしているT。仕事の方は順調とのことで何より。そっちは寒いの?と聞くと、丁度電話をくれた日に札幌で初雪が降ったそうな。北海道はいよいよ本格的な冬を迎えるみたい。もう、ずいぶんと北海道に行ってない。


■さらに4日(火)。時間があったのでここぞとばかりに歯医者へ。ガムを噛んで欠けた歯を治療してもらおうと思ったら、それよりも先に治した方がいい歯があると言われた。「というか、もう抜いた方がいいですが」と言われたので、じゃあ、抜いて下さい、と頼むと、それが左上の親知らずと判明。また親知らず、それも心の準備無しに、とおののいたものの、予想に反して簡単に抜歯終了。痛みもほとんどないし、出血もない。以前は、その後6時間くらい出血が止まらなかったのに。こんなことなら、ひどくならないうちに残り二本の親知らずも抜いてしまうべきかとさえ考える。


■6日(木)Peter Broderickのアルバム2枚『Home』『Docile』がamazomやらなんやらから届く。個人的には『Docile』の方が好みではあるけれど。Peter Broderickの歌声はどこか強さを感じる。それにしても、この曲『Games Again』を演奏するのに、いろんな楽器を用いてる。よく、声がぶれないな。



■7日(金)。新橋にて、大学時代の先輩Sさんと飲む。少し白髪が増えていて年を取った印象。オーストラリアやアメリカへの出張が多く、そこで今でも酒を鍛えられるという。めちゃくちゃ飲む。2年後くらいにはサンフランシスコに転勤することが決まっているらしい。楽しいことをしているから異動も当然、とする考え方はまったくもって賛成。当面の目標は、外国の人に浪花節を理解させることができるほど英語力を身につけることらしい。何事も、交渉は浪花節でぶつかることが心情なのだとか。それも先輩らしい考え方だと思う。