東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『THE BUCKET LIST』

tokyomoon2008-11-21

■冷え込みが厳しくなってきた分、空が抜けるように青い。昨日今日は外を歩いていても気持ち良い。まぁ、寒いけど。一昨日、仕事で茨城に行く用事があり、そういうわけでえらく寒かったのだけど、空は青く、夜になると星がたくさんあってとてもよかった。


■ついつい『最高の人生の見つけ方』という映画を観てしまった。余命六ヶ月を宣告された初老の2人の老人の話。死ぬ前にこれはやっておきたいという棺桶リストを作り、それを実行するべく世界のあちこちを旅する。ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマンの佇まいが良かった。この役ばかりは活力みなぎってる若い人がやれるもんでもなかろうし、そうかと言って本当に余命幾ばくもない方にやらせるわけにもいかない。2人の俳優も、とくに病人のような作り込みを過剰にしているわけではない。むしろ淡々としたその立ち方がいい。(ジャック・ニコルソンに関してはその立ち方そのものが、もう、なんか、大丈夫かしらと思わせるアレだったけど)。

自分の余命を知り、旅立つことを決めたモーガン・フリーマンが、奥さんと口論になるシーンは切ないなと思った。でも、旅立ちたくなるなぁ。それが男だから、っていうとアレだけど、でも、やっぱりこういう衝動って男の方が強いんじゃないだろうか。旅に限定する訳じゃないけど、やりたいことはやりたいのだ。

それにしても、この邦題はいかがなもんなんだろう。どういうアレでこのタイトルをつけたのだろう。原題『THE BUCKET LIST』のシンプルさは、そのまんまというだけではなくて、この作品の根底にある主題のようなものに対して、どういう立ち位置で関わろうとしているかの現れだと思うんだけど。この邦題だけが、距離感間違えてる気がする。


■本屋でブラブラと本を見ていたら小林信彦さんの『日本橋パビリオン』という本を見つけ、読みたくなって購入。橋ってやつもまためちゃくちゃ心惹かれるアレですな。橋ってやつはよお。