東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『谷中の頃』

■ 28日(土)。抜けた銀歯をなんとかしてもらおうと歯医者へ。引っ越したけど、結局以前通っていた歯医者に予約してしまったので、自転車でそこへ。久しぶりに自転車に乗る。ひとまず仮の歯をいれてもらう。帰宅途中、歯医者さんから電話。保険証を忘れてきた旨を伝えられた。来週まで預かってもらう。またしばらく歯医者通いになるので。


■ テレビを点けたら、魚が大好きなあのサカナくんが春に食べたい魚料理を紹介する情報番組に出ていた。単純に、あ、魚食べるんだと驚いた。「初ガツオを食べなきゃ春は迎えられませーん」と元気よく言っている。何かの魚を食べて「もちもち、うまぁーい!」と喜んでいる。生態も好きで、知識もあり、その上、食べるのも好き。勝手に愛玩的に魚と接しているとばかり思っていたので、きちっと食べるとこまで好きというところにかえって共感を持てた。


■ 29日(日)。散歩をしようと谷中へ行く。日暮里駅で降りて、谷中霊園を歩く。満開とまではいかない桜の下で、それでも花見に興ずる人たちがたくさんいた。賑やかな霊園。手拍子と共に歌が聞こえてくる。合唱している。歌は『学生時代』。


  車が一台通るのがやっとという道や、ずいぶんと急な坂道。かつて川であり、そこが文京区と台東区の境界にもなっている蛇道。寺も多く、たまたま通りかかった寺の境内の枝垂桜がいい具合だった。猫もたくさん見かける。寄っていっても怖がらず、撫でられるがままになる猫もいれば、警戒して近くにくると逃げる猫もいる。谷根千付近はいろいろあって面白い。散歩の途中、道路にケンケンパの跡を見つけた。どこかの子供が遊んでいたのだろう。実はケンケンパの遊び方をよく知らない。スタートとゴールと書かれたマスがあり、そのマスをつなぐように丸い円がいくつも書かれている。


  久しぶりに散歩をした気がする。半日ほどかけてフラフラと谷中を歩いた。日暮れ頃には結構寒くなってきた。日中と朝夕の温度差はまだまだある。早く暖かくなって欲しい。