東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『免許センターへ行く』

自動車の免許更新の報せが来たので会社を半休させてもらい免許センターへ行く。前回、つまり3年前の時点では、住民票を移動してなかったので埼玉の鴻巣にある免許センターに行ったのだけど、住民票を移した今回は東京の免許センターへ行けと言われる。というわけで東陽町にある江東免許センターへ。講習は2時間の違反講習。安全運転を努めているつもりながらもこういう次第なのでなんともかんとも。


基本的に、講習はある種の脅しのような按配で、酒を飲みゃあ懲役だ、居眠りすれば大惨事だ、ちょっとした思い込みが損害賠償だと畳み掛ける様に事故の脅威を語る。人ごととは思えないだけに毎回運転に対して重い気持ちになる。


講習と言えば、毎回必ずビデオを見せられるのだけど、僕が知る限り、そのビデオは必ず1人、著名人を出演させる。今回は福留功男氏。司会業を生業とする方だけにナビゲーター的な役割で、右折の危険性や左折巻き込みの危険性などを紹介する立場で出演。最近のバラエティばりに、これでもかというほど台詞のテロップが付いていたが、あれはどうなのか。ほぼ全ての福留氏の台詞にテロップが付いていたが福留氏は納得しているのか。

思うに、ビデオは毎回趣向を変えているような気がする。今回は、報道ステーションとかそういう番組の特集コーナーのような放送スタイルだったけれど、記憶に残っているのは俳優の永島敏行氏が出演していた回の講習ビデオで、確か全編ドラマ仕立てだった。主人公である永島敏行氏が実話を基になのか、飲酒運転だかで人身事故を起こしてしまい、それがきっかけで仕事は干されるは、損害賠償に苦しむは、身内は近所から嫌がらせを受けるわの、ある意味ではドラマとしての山場しかなく、ある意味ではこれほど見も蓋もないアレはないというげんなり感満載のビデオだった。販売ものとじゃ視聴率を気にする必要がないだけに、一切の手加減無しに身も蓋もない。
個人的には、トラウマ的な按配で忘れられないという点でも印象深い作品。

まぁ、それはそれとして、しかし、なぜ運転免許の写真は人相悪く写るのか。向こう3年間、何やら人相の悪い俺が写ったそれが、何かと重要な身分証明証になるわけだ。