東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『そちらは如何お過ごしですか?』

tokyomoon2011-03-16

天気が良く、晴れていたので油断をしたけれど、外にでると北風で寒い。何に対しても、東京でこれだから、という考えいきつく。余震は続く。関係する会社で、ちらほら自宅待機ということになりつつある。

報道の一部の、ある種の劇的なるものを強調するようなものが、どんなものであれ嫌悪を感じる。買い占めという事態が東京でも起きる不可解さに違和感を感じる。



瀬田なつき『彼方からの手紙』をDVDで。
現実の生活に、不満まではいかないながらも満足を感じれない男女の束の間の現実逃避。移動手段としての車の、車窓に映る東京の街。車の故障と共に、バスで移動する車窓の風景は映像となり、映画世界の中で、まさに現実逃避が行なわれる。逃避の果てにある「いま、ここ」。
そして、音楽がすこぶるいい。



大江健三郎『取り替え子』。
突如自殺した友人の死の謎を巡るストーリー。登場する女性の行動力、逞しさに希望を感じるラスト。自殺した友人の遺した言葉が吹き込まれたテープによる、女性との関係を語る言葉に漂う雰囲気たるや。




腰の負傷で、右足が痛い事態になっている。ヘルニアっぽいと診断され、神経が押されているのか、とにかく足が痛い。長時間風呂に入ることで、暖め過ぎると痛みが増すのだけど、ここまで冷え込むと長湯したくなってしまう。



『彼方からの手紙』の音楽を担当している木下美沙都さんの曲。この曲は映画では使用されてないけれど。