東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『facebook/目白/デンデラ』

昨日までの雨が止んで気持ちの良い天気に。


とはいえ、終日パソコンに向かって黙々と仕事。サンフランシスコで働く大学時代の先輩からメールが来た。Facebookをやっているとのこと。面白いのでログインしてみなと言われつつ、名前は知れど開いたことさえなくどうも気後れ。個人的にはブログで止まっていて、ミクシィツイッターは閲覧に留まっている。震災の際にツイッターの便利さには目を見張ったものの、自分で始めるほどの勢いをえず。ブログがちょうどいい。でも、薦められたからにはこれも機会ということで、近いうちにfacebookを閲覧してみようと思う。


0時過ぎに会社を出る。しばらくは安静に、といってもどうしたって締め切りがある仕事があればやらざるをえない。駅に行くと中央線が遅れているとのこと。帰りが遅くなるかと思ったけど、電車はすぐに来た。僕が駅に着いた頃にはトラブルが収束しかけていたころのようで、その電車は40分遅れで駅に着いたらしい。タイミングがよかった。山手線に乗り換えて、ふと目白で降りることに。気分転換。JRの線路沿いを歩く。住宅街に面する道は、深夜ともなると静か。足音さえ聞こえてくるような夜。最初は肌寒いくらいに感じた夜気も、家に着く頃には少し汗ばむくらいに。


佐藤友哉の『デンデラ』が映画化されるらしい。というかまもなく公開らしい。そんなことまったく知らずに読んでいた。あれを映画化できるのだろうかと疑問に思い、予告編を観てみたけれど、そうきたか。予告編段階では、『姥捨て』と『楢山節考』要素に比重を置いた形になっている印象。もちろん、読み手の捉え方は人それぞれながら、『デンデラ』はどうしたって『熊』の要素が多い、はず。さらに『熊』などの自然界の中で、『意味』から外れた場所にある『生』と『死』のうちに、人もいるということこそが肝のように僕は思ったが、そのような手触りを映画の予告編からは感じることはできなかった。どのようになっているのか。しかし、原作に忠実であるならば僕は劇場で8割は怖くて目をつぶっていることになるから観にいけぬ。