東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『上京と発熱』

先週の半ば頃、娘子が熱をだした。連絡をくれた嫁氏いわく39.8という高熱。それで病院に行き、薬を飲んだら夜半には熱が引いた。が、薬が切れるとまた熱が上がり、薬を飲んでは熱が引くの繰り返し。週末にやっと落ち着いて来たのだけど、そうすると肌に発疹のようなものが出て来た。普段、元気な娘子だけにおとなしくしていると、ほんとに心配になる。そして本当に偶然ながら、娘子が39.8の熱を出した翌日に、埼玉は熊谷で6月にして39度を越す猛暑日。このよく判らない同時性はなんなのだ。


日曜。嫁氏のお父さん、つまり義父さんが用事があって上京。せっかくなので、我が家に宿泊。久しぶりに会う娘子に義父さんもうれしそうな様子。せっかくの上京なので、なにか東京の、池袋の思い出に残りそうな、何かを食べさせねばと思うものの、大概の食べ物は山形、上手いときている。山のものと蕎麦は、何も東京のものを食べる必要ない。そこで雑司ヶ谷で気になっていた鰻の店に行こうとするも、よもやの満席。待つのも憚られ、あえなく撤退。唯一の収穫は、鰻の店への中途、大鳥神社の境内で、和楽の演奏が行われておりそれを見学できたことか。初めて見る獅子舞に娘子、呆然。
夜は、近所のトルコ料理の店へ。すでに池袋の何かという命題は完全なる無視。娘子が暴れそうになる前に帰宅。晩酌しつつ、とあるドラマの最終回なるものを見る。突然出現するなんでも万能に知っている人物によって全ての謎が解決される件は冗談としか思えぬ。


録画していたNHKの『SONGWRITTERS』のキリンジの回を観る。特に初期の作品に顕著に見られた歌詞の独特な世界観。お二人がそれぞれ影響を受けたと言うのが吉増剛造さんと寺山修司さんだという。予想外な世界。もっとずっと乾いた言葉に、軽快な音楽が鳴り響いているように感じていたので。


夜になると少し涼しくもある。娘子はまだ完治ともいえず薬が切れるとおとなしくなってしまう。RE:SUPERCARを購入するかどうか悩んでいる。