東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『雨の音、その他の音』

嫁氏の具合があまり宜しくないようだったので、朝食を食べてから娘子と2人で外出。


少し前だと、嫁氏不在での外出などしたら、誘拐されたといわんばかりの絶叫をしていた娘子だ。そんな時は、似てもいない『もう中学生』の物真似であやすという、ちょっとした混乱状態でオドオドしていた私だった。そもそも『もう中学生』に似てないし、似ていても娘子にとっては微っっっっっ塵も関係ないし。


それはさておき、外出といっても雨がちらついていたので、近所の区民施設へ。


天気も悪いから人もあまり来てないだろうと思ったら、やけに多くてびっくり。というのも、まぁ、平日の昼間に父親と娘という組み合わせなど当然のように存在するわけがなく、全てが母親と子供という組み合わせであり、気まずさ100%。


娘子はそんなことはおかまい無しに、お子さん達がやっていることに興味を示し、誰彼かまわず向かって行く。最初はどうしたものかと思ったけど、子供たちは子供たちでやってくれる。で、子供同士でままならなくなると、その子の母親さんがうちの娘子込みでやさしく遊んでくれる。それを見ていると、子育て人それぞれという感じでいろいろ勉強になる。


昼食時に帰宅。嫁の調子も少し良くなっていた。


夕方に、改めて買い物などで外出。嫁氏がスーパーに行っている間、近所の鬼子母神さんを娘子と2人で歩く。雨も降り方とかいろいろあって、うまく言葉にできないけど、今日の雨は個人的には好きな雨。しとしととした小雨。木に囲まれた鬼子母神の境内だと、雨の音がよく聞こえる。娘子にはこういう雨の音なんかも聞かせてやりたい。


帰り路で、娘子が「あー」と突然言い出したので何かと思ったら、電信柱の上で泣いているカラスの声の真似をしていた。僕が耳にしていても、頭には『入ってこなかった』音を、娘子に気付かされた気がした。