東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『娘子、じっと見る』

言ったそばからまたもや遅番。午前中に娘子と公園へ行く。行く途中、娘子が「ちょうちょー、ちょうちょー、菜の花みせてもー、きれいだなー」と絶妙なミックスをいれて歌をうたう。


昨日とは違う公園へ。遊んでいると近所の保育園か幼稚園の子どもたちと思われる子たちが遊びにくる。すこしばかり娘子より大きい。彼らは楽しそうに遊ぶ。娘子も輪に入りたがるけど、さすがに難しい感じ。彼らには彼らのコミュニティができてるし、遊ぶことへの身体的な発達も違う。滑り台一つ滑るのにも娘子はまだゆっくりとしか滑れないけど、彼らはどのようにしたら楽しく滑れるかを試そうとする。

輪に入れないと判ると娘子は、少しばかり距離をおいて彼らのことをじっと見る。観察ってことではないだろうけど、娘子はじっと見る。こういった友達同士の交流は僕が間に入ってどうのこうのできるものではない。彼女が彼女の世界をひろげていくのを見守るしかない。


それにしても梅雨が終ったのかと思わせる気持ちの良い暑さ。


ザ・ピーナッツ伊藤エミさんがお亡くなりになられたとネットで知る。『恋のバカンス』はずっと好きな曲で、あれは演劇学校に通っていた時、クラスの発表会で出した僕の書いた演目で、劇中に役者に歌ってもらったことがある。どこか、ヒリヒリとする暑さを思い出させる曲のように思う。これからもこの曲を聴く度に、このヒリヒリとする感情は生まれるのだろうなぁと思う。