東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『木が無くなった』

久しぶりに近所の象の滑り台のある公園に行ったところ、あったはずの木がなくなっていた。根ごと伐採されていた。もちろん、何か区の事業の一環なのだろうけれど。それほど老木でもなかったので、病気の木だったのだか。詳しい理由は判らない。午前中は結構、陽が射す公園を、その木が象の滑り台に陰を作ってくれていた。やけに陽が射すようになった。


公園で遊んだ後、近所の区民センターの幼児施設でさらに遊ぶ。なぜか帰りにゴーヤを1本もらう。出所は不明。なぜ、ゴーヤ。


午後、猫の飼い主Mさんがやってきて預かっていた猫を引き取りにきた。少し世間話をして、それで猫2匹を引き取って帰っていった。賑やかだった数日間。仕事から帰ると、だいたい2匹は階段の上の方に陣取り、黒い猫の方がテテテと降りてきて懐いてくれた。ミケの猫は僕よりも嫁の方に懐いており、だいたい嫁の近くにいたり、ソファをお気に入りの場所にしており、そこでゆっくりしていた。なんにせよ、最後の方は2匹ともすっかり慣れ、うちの猫ともうまくやってくれていたので、3匹も猫がいるということでの手間のようなものはまったく無く、賑やかで愉しかった。いなくなるとなんだか静かになった。夜にMさんから嫁宛にメールがくる。2匹は無事に帰ったようだ。また、何かあれば遊びにきてほしい。


夜。近所の鬼子母神で盆踊り。こんな日に限って、昼寝をしなかった娘。盆踊りが始まってから数分で寝てしまった。しばらくしてから目覚めた娘は、たまたま境内で出会った同年代の男の子と仲良くなり、盆踊りそっちのけで隣接する公園で愉快に遊び始めた。

公園には他にも子供がたくさんいた。時計は夜20時をまわっている。こんな時間に公園で遊ぶなんてことはいつもならないはずで、祭りというのはやはり子供には特別な1日になる。少なくとも自分はそうだった。盆踊り自体というよりも、その特別な日というなんかしらの空気が、気分を高揚させてくれた。夜の公園を夢中で走り回る子供たちにも、きっとお祭りは特別な日なんだろう。そして月の丸さ。


21時を過ぎてから帰宅。風呂に娘と入ると、娘はすでに眠そうな表情になる。1日遊び続けたのだからそれは眠くなるだろう。かくいう自分も遊び疲れて心地いい眠たさ。そして今夜も涼しい。