東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『暴力的に物事が決まっていく中で』

Twitterを眺めているとどうにかなってしまいそうな気持ちになる。なぜ、こんな風な世の中になっているのだろう。何に向かってこの国が進んでいるのかよくわからなかくなる。こんな日なのに、僕は仕事に追われている。暴力だ。なにかとてつもなく乱暴な力がある。


2日(月)。夜に仕事を早々に切り上げて池袋の居酒屋へ。大学の恩師Kさんが東京に来ていた。Kさんは前日まで海外に行っており、一度北海道に戻り、翌日に再び東京に来るというハードスケジュールでやってきた。とてつもなく忙しい。


久しぶりに先輩のYさんと同期のHくんとも飲んだ。大学の出身者の人たちと話すのはとても楽しい。なんだろうか、大学のカラーというのか、感覚が近いのか話をしていてもすごくしっくりくる。心地いい。楽しく飲んで、「じゃあ、また」と別れる。考えると毎年1回の会。それなのに久しぶりな気分もしない。


一日前の1日(日)。前日の引っ越しに一区切りつけて散歩に出かけた。目白通り護国寺方面へ。東京カテドラル関口教会に行ってみたいと思った。なんとなく。でもどうしても行きたかった。丹下健三さんの設計した大聖堂。まっすぐに空に向かって伸びる塔。流線型にうねりをもって伸びあがる十字架。大聖堂内に入ると思っていたよりもずっと広い。そして明るい。とても静謐な空間。信仰心なんて無いけれど、それでもこの建物の、特別な感じをなんとなく感じていた。


夕方になってなんとなくFacebookのニュースフィードを見ていて、仕事でお世話になった方の訃報を知った。驚いた。もう1ヶ月以上前に亡くなっていた。突然過ぎて現実感がわかなかった。大学の同期でも1人、亡くなってしまった者がいた。自分の年齢がまもなく70歳とすると折り返しになる。以前ならば死は結構過去の話のように思えたけれど、なんだか死が身近に感じられるようになってきた。