東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『台風一過で夏がきて』

tokyomoon2014-07-14

大型の台風が来ると言われた朝(11日の金曜)に限って、早朝から出勤しなければならない日だったので、心配をしていたものの、目が覚めると、雨風はなく、東京に関していえば大きな被害もなく過ぎていった。金曜の日中にはすっかり晴れて、台風一過のやけに暑い1日となった。


土曜はいろいろ気にしなくてはならない仕事がありつつも、娘と少しばかり息抜きの時間を過ごす。昼前に二人で近所の公園や寺にでかけて、絵を描いたりする。それで昼は僕や嫁の希望で魚料理でも食べようかと思ったら、唐突に「ピザが食べたい」と娘。驚いたのは、南池袋の東通り沿いにあるピザ屋が気になっていたのでそこへ行きたいとはっきりと主張したこと。「Aピザ」というお店。確かに東通り沿いにあり、僕らも池袋へ向かうとき、その店の横を通ることはしばしばあるのだけど、そこを娘が気になっていたとは知らなかった。4歳ともなればいろいろな主張があるものだ。食事をした帰り路、家常さんに会う。先ほど描いていた絵を見せると、最初は「やめてよ」と恥ずかしがっていたのだけど、最後はむしろ自分から「この絵はね〜」などと説明を始める。


雑司ヶ谷霊園を歩いていたら、蝉の声が聞こえた。地元では今年初の蝉の声。大阪で聞いてから一週間遅れ。


家に戻り、ガレージでゴムプールを膨らませて、家でもプール開き。幼稚園でもプールが始まり、すっかりプール遊びに夢中になっている。僕はその横でまどろみながら腰を下ろしていた。愉しい時間。


夜は少し仕事ででかける。どうやらこの日は満月が大きく見える日だったらしく、帰り際空を見上げるとやけに大きな満月だった。


日曜も朝から仕事。久しぶりにスーツを着た仕事なのだけど、蒸し蒸しとして汗ばむ一日。仕事が終わってから急いで帰宅。家の耐震補強工事について打ち合わせ。想像していたよりも見積もりは安かったのだけど、家が住んでいる区からの耐震工事補助がおりない建築らしく、当初それをあてにしていた額面よりは高い出費となることになった。一喜一憂というか、まぁ仕方が無いのだけど。もう少し確認ごとをいろいろしてもらいつつも、夏には耐震工事を行なう予定。打ち合わせを終えてから業者の方々と外にでて家を眺める。耐震補助がおりない一因がどうやら屋根の構造的な作りらしく、それがどうにかならないかとみんなで屋根を見上げていたら、通りを歩く人が何かあるのかとつられて見上げていた。夕焼けが綺麗だった


鴻上尚史さんがTwitterでつぶやいていた、号泣議員の『泣き』に関するつぶやきが演技論として刺激的だったのでメモ。

@KOKAMIShoji: 人は本当に泣くとき、泣くことは恥ずかしく精神のバランスを失うことなので、なるべく泣かないようにするのに泣いてしまいます。つまり、「泣きたくない」という反対のベクトルが常に存在しながら泣くのです。思わずもらい泣きしてしまうのは反対のベクトルがあるからです。話題の議員さん

2--泣く姿には反対のベクトル、つまり「泣きたくない」は存在しません。演技で人が泣くとき、「泣こう」と思うので「泣きたくない」という方向は存在しないのです。下手な俳優さんは、必死で「泣こう」とします。名優は泣きながら「泣きたくない」と必死で思うのです。でも泣くからそれは(つづく)

3--演技でありながら迫真の泣き姿になるのです。議員さんの泣く姿は、凡庸な俳優の演技、「泣こう」という意志が感じられます。人は、本当に泣く時「泣くのはいやだ」と思い、それでも泣いてしまうのです。あ、男性が若い女性の嘘泣きにだまされるのは、下心で判断力が鈍っているからです。はい。

自分も多少なりとも創作をしていこうとする人間であるからには、今のこのいろいろと嫌なことばかりが進む世の中に対して、真正面から「ノー」と言うのも大事なのだけど、こういう風に、自分の立場から鋭く指摘をしたり、何か発信することでこちらの陣地から抵抗をしていきたいなと思ったりする。