東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『キツツキと雨』

tokyomoon2015-01-19

土曜と日曜はそれぞれ仕事。土曜は外をウロウロとする仕事で久しぶりに中野に行った後、向ケ丘遊園へ。中野にいたのは日中だったのだけど、雲が出てくると冷え込んできて、向ケ丘遊園あたりに移動したころには風が吹くと寒さが堪えた。向ケ丘遊園駅で待ち時間があり、駅前のマクドナルドで昼食も兼ねて時間を潰していたのだけど、ああいうところは20代の若者たちがたむろしており、そういう時期ってこともあるのかもしれないけれど、4人掛けの座席を1人で占有して勉強をしている人たちをよく見かけた。あれはしかし後からくる客はちょっと嫌な気分になる。席に座れないし。それとしばらく来てないうちに、向ケ丘遊園駅の線路を渡る地下通路が出来ていた。確か以前に来た時は、まだ通路ができておらず踏切を渡っていたはずなのだけど、その踏切が結構待たされたような覚えがある。いろいろ変わっていくものだなと思う。


夕方に向ケ丘遊園駅から電車に乗ったのだけど、多摩川を渡る付近で日が沈む西の方角に富士山が見えた。いつの間にか雲もなくなり、山の稜線が夕日に照らされてくっきりしていて、なんだかとてもキレイだった。ああいう時、写真を撮りたくなるのだけど、携帯のカメラは大体見た目の感じとは違うものしか切り取れないので、どうにも躊躇ってしまう。で、躊躇っていたらシャッターチャンスを逃してしまった。


休み無しで、そのまま週明け月曜。仕事で夕方に一つ台本を読む。それから少し早めに帰宅。家族で夕食を食べて、娘を寝かす。その後にDVDで沖田修一監督の『キツツキと雨』を観る。とても良かった。2時間を超える作品だけど、まったく飽くことなく充実した作品。奇想天外なわけでもなく、じっくり丁寧に役者の方々が演じて、それをきちんと撮って、そうであれば引きつけられるのだなぁと。映画作りが作品の軸にあるのだけど、映画製作なんて綺麗ごとだけではなく、いろいろしんどい部分もあるのだけど、それをことさら強調するわけでもなく、面白おかしくディフォルメするでもなく、淡々と撮っている感じが良かった。勉強になる。音楽もとても良かった。