東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『学校/子供/批評される』

tokyomoon2015-01-29

先日、池袋の西口方面にあるかつて学校だった施設に仕事で行った。以前の職場の時にも行ったことがあり少し懐かしい気分。元々小学校だったところを区の施設として再利用している。形状は学校のまま。教室や机などもそのままあり、そういう部分も懐かしいけれど、仕事で使用するようになってからは、つまりそこをロケ地として使用していて、以前の職場で来た時は慌ただしくバタバタしていた覚えしかない。この前はまた以前の時とは別の立ち位置で来て、とはいえ、なんとなくその頃のことを思い出し、しみじみとする。


今日は千葉へ行った。電車で1時間。そんなに電車に乗るのも久しぶり。錦糸町付近で車内をスーパーなどで置かれている買い物カゴをいれるカーゴみたいなのを曳いてなにやらぶつぶつとしゃべる中年の女性がいた。はっきりとは聞き取れなかったのだけど、どうも電車に関する用語をぶつぶつとしゃべっているように思えた。千葉にはわずかな時間しかいなかったのだけど、駅前のガードレールの支柱の上にピーナッツの造形物が置かれていたのを見て、ここはそういう土地なのだなぁと実感した。


仕事で、娘と同年代の子とすこしばかり接した。自分の娘でもどうしていいか判らない事態に直面することがある。頑に何かを拒絶する時に、どう対応していいか判らなくなる。それが自分の娘でなかったら尚更わからない。グズるにはグズるなりの理由がその子にはある。そこを紐解いていかないと解決しないのだろうけれど、その糸口が見つからない。別のところから入ろうとしても余計に身体が硬直していくような気がする。子供は、というか、人と接することは難しきかな。いろいろ考える。


映画『この世で俺/僕だけ』の批評が週刊プレイボーイキネマ旬報に掲載されている。それはどうしたって気になる。プレイボーイにはお二方のご意見が掲載されていた。どちらも作品が説教臭いと書かれてあり、こればかりは脚本の自分のせいだなぁと反省。勢いで書いていたところがあり、そういう言葉も書いてしまった。それも必要と思った。その他は主演のお二人の演技について書かれてあったり、ジェットコースター的な作品としては面白いと書いてあり、トータルで言うとちゃんと評価をしてもらっているような気もして有り難かった。そしてキネマ旬報のお三方のご意見もそれぞれ勉強になった。自分が関わった作品を批評してもらえることは幸いだなぁと思う。それにしても、世の中には数多くの映画があるわけで、ああいた批評の対象となる作品というのはどのようにして選ばれているものなのだろうか。なぜ選ばれたのか。不思議で謎だ。ただ、まぁ、なんにせよ有り難い次第であります