東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『深夜に雷が鳴った』

tokyomoon2015-05-21

昨日、普段はいかない駅へ向かう。同じ都内だけど改札を出て見慣れない風景の場所へ行くと何か不思議な気分になる。そんなにバタバタしていたわけではないのに昨日はなんだかグッタリと疲れて夜になると仕事に集中できなかった。


帰ってからシャワーを浴びてテレビをつけてぼんやりとする。


三谷幸喜作・演出『酒と泪とジキルとハイド』。ワンシチュエーションコメディに夢中になっていた頃があった。大学で芝居をやっていた時、そういうことに夢中な時があったけど、あれは舞台という限られた空間を扱う醍醐味があるからだろうなぁと思っていた。それから、もう少しいかにしてその空間を自在に扱うかが楽しくなってくると、ワンシチュエーションに限ったものではないものに面白さを覚えた。ここ最近、仕事でもワンシチュエーションの作品に触れる機会があり、それについて考えたりもする。約1時間半〜2時間の作品を、1つのシチュエーションで展開するにはある程度物語に飛躍が必要で、そのために人の出入りが起こりえる物語を作る必要が出てくる。その出入りをいかに面白くするか。それぞれの作家・演出家がそのことについていろいろ工夫をするなぁと思いつつぼんやりと観ていた。


いつのまにかうつらうつらしており、二階の寝室で寝ようとすると、外が雨であることに気づく。そしてかなり大きい雷が鳴った。とても近い場所のようだった。次第に雷は遠くへ移動して、朝になると雲ひとつ無い快晴になっていた。


娘は習い事で、「今日は◯月◯日◯曜日です」というのが出来なくて悩んでいたようだったが、昨日の習い事の時にはきちんと言えたようだ。今朝、「じゃあ今日は何日何曜日?」と訊ねると「5月20日水曜日」と言う。どうやら数字と曜日だけ丸暗記したようだ。