東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『夏直前の日曜』

日曜。快晴。習い事のある娘たちを横目に、掃除機をかけ、床の水拭きや、台所、トイレなどの掃除。それからリビングの荷物が置かれてしまっているスペースを整理。汗だくになるが、それもまた気持ちいい。午前からやりはじめて、気がつけば14時頃。適当にカップラーメンなどを食べてから家を出る。

地元の神社の木々からアブラゼミジーっという鳴き声が聞こえてくる。青空が気持ちいい。押上へ。伸びすぎた髪を切りに行く。家の近くでも時々行く美容室があるのだけど、先日、緊急事態宣言時に、実家に結構行っていた時期に、たまたま入った押上の美容室が男性専門で、わりと入りやすく、そこへ行こうと思った。

押上駅から降りて、地上にでたら、驚くほど雨が降っていて、雷もすごかった。どうしたものかと雨雲レーダーを見てみてもしばらく続きそうな予感。スカイツリーの中をぶらぶらする。驚くほど人がいる。テラスのような場所にでて、ぼんやりと雨を眺める。と、突然雨が落ち着いた。雨雲レーダーを見ても、雷雨を起こしそうな雲が絶妙に無い。すかさず美容室へ。雲の動きが早い。雨に濡れずに行けて良かった。

予約時に名前を伝えただけで、一度行った僕のことを覚えてくれていた。まぁ、正確に言うなら、携帯番号を登録してあり、切り終わった後の写真などのデータを見返してくれたのだと思うが、「前回くらいで良いですか?あ、もっと短かくですね、わかりました」とやりとりがスムーズなのはとてもありがたい。

地元の常連さんが多いみたいで、気さくに美容師さんたちとやりとりしている。後から入ってきたお客さんが、今日はどうしますか?と聞かれて「アイロンを当てるか問題で悩んでるんだよね」と言っていた。人生でアイロンを髪に当てた経験が無い身として、そういった問題に直面している方がいることに驚くが、そういうふうにいろいろと話ができるのは良いなぁと思う。が、僕は、そういう風に話すのが苦手でどうもダメだ。聞き耳を立てるわけじゃ無いけれど、地元の美味しい店の話などをしていて、「焼肉といえばカズですよね」としきりに「カズ」を褒め合うので、今度、そういう機会があれば押上の「カズ」に行ってみたい気になる。

バッサリと髪を切りさっぱり。外に出ると少し晴れ間が見えて、夕暮れで空が黄金色になっていた。近所を歩く年配の夫婦が、通り沿いに紐で繋がれている犬の頭を撫でて触れ合っている。買い物帰りの人たちが家に歩いている。先程まで雲にかかっていたスカイツリーの頭の先がはっきり見える。

習い事を終えた娘たちと合流し、池袋で夜ご飯。どこに行こうかウロウロしていると、早くも20時近くになり、辛うじて、チェーン店の中華料理屋に入る。そんなに運動したわけではないのにお腹が空いて、レバニラ定食と単品でラーメンを頼む。スタミナだ。

帰り道、まだ夜は蝉が鳴いてなかった。家に帰り、筋トレをしてぼーっとしていたら眠っていた。