東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『小さな声を発信すること』

tokyomoon2016-08-08

日曜日。友人のバンド『かげわたり』のライブがある。その中で、お客さんでくる音楽友達の誕生日をお祝いする役目を、谷川さんと僕がやることになる。どうやら1週間くらい前から僕に連絡をくれていたらしいのだけど、仕事用のiphone以外まったく見ない昨今で、その連絡に気付かず、土曜に慌てて谷川さんと相談。結果、少し大きい箱を開けると小さい箱が出てきて、さらに小さい箱、小さい箱、といわゆるマトリョーシカのようなことをして、最後に小さなマカロンが出てくる、というモノに決めた。37歳が考えることかどうかは疑問だけどそれが精一杯。というわけで、日曜は午前中からその買い出しなどをバタバタとして、ライブへ。


三人編成になってから、そのミニマムな編成の中で、柔らかくて暖かい曲をたくさん演奏するようになっている気がする。どんな曲であっても根本にある『目指すもの』は、バンド立ち上げの頃から変わってないと思うけど、バンドメンバーが入れ替わることで、発信する表現の仕方は変わる。今の三人編成は、ボーカルとギター、ベース、パーカッション、と本当にミニマムな編成だと思うけど、その小さなところからの発信が心地いい。


ライブが行われた場所も、西池袋の小さなカフェバー。赤ちゃんや2歳くらいの子供、そしてうちの娘などもいるので、音のボリュームも出来るだけ抑えてくれて、お客さん一人一人をボーカルの家常さんが紹介するような規模。そういうことが、個人的には心地いい。商業的な考え方が一方であることはわかるし、それもそれだけど、自分の手に届く範囲の人たちと心地いいコミュニティを作ってるような、そういうサイズでも、モノを発信する意義はある。とても楽しかった。


それから家常さんの家で二次会に参加。ずいぶんと長い付き合いになる面々に子供達が出来たり、新しく家族が増えたりと、時間が過ぎていくことをしみじみと感じる。いろいろ話をするのは楽しかった。


暑い日々が続く。土曜は蒸し暑かったけど、日曜はカラッとしていて気持ちよかった。