東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『まだ暑い10月』

tokyomoon2016-10-04

台風がまた来ていたり、いまだに蒸し暑い10月。まだ半袖でまったく問題ないのはどうなのだろう。先日、銀杏の樹の下を歩いたら、あの独特の匂いがして、秋だなぁと思ったのに。そんな最中で、最近は晴れている日のほうが少ない日々。


映画にしろ、舞台にしろ、音楽にしろ、いろいろなものを追いきれていない。録画しているものですら刻々と溜まっていく。余裕がまったく無いわけではないのだけど、1つのことに集中して考えることができる落ち着きが自分に無い。やはり余裕が無いからか。



そんな最中、娘は『キッザニア』に行きたいを連呼してくるのだった。トイレまでついてきて、キッザニアに連れて行けという。先日、友人たちと行ってきて、それが楽しかったようで。僕も話では聞いていて、それは子供には楽しい場所だろうと想像するが、お腹が痛い身上の自分にトイレまでついてきてアピールされても戸惑うのだ、娘よ。いつかは必ず行くだろう。「大人になってからじゃだめだよ」と言われたが、大人になってからだといよいよコンセプト的にキッズでない。不思議なもので、嬉々として仕事をしたこと、お金を稼いだことを話す娘も見ていると、スタンプラリーに夢中にぬっている娘を思い出す。おそらくそれと同じノリなのだろう。僕はスタンプラリーの楽しさがいまいちよくわからない。だけど、そのコツコツとしたゴールまでの積み重ねが面白く、手持ちのカードにハンコが押されていくことの充実感はわからないではない。おそらくキッザニアで働き、その場所で有効なお金と呼ばれる紙幣の、その価値よりも、彼女はそれそのものをコレクトすることに喜びがあるのだと思う。


先日、長老のネコ、みぞれが玄関を開けていたら外に飛び出してしまった。いつものことだと少し呑気に構えてしまったら見当たらなくなり慌てた。朝のバタバタしている時間帯だったので一度探すのを諦めた。雨が降りそうな日で、このまま雨が降ってしまったらどうしようかと思ったら、しばらくしたらひょっこりと戻って玄関前に座っていた。ホッとして家にいれる。危ないところだった。


まだまだ蒸し暑い。けれど日は確実に短くなっている。6時前にはもう日は落ちて暗くなっていた。だけど、まだまだ暑い。