東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『11月になっていた』

tokyomoon2017-11-06

10月がいろいろとバタバタと忙しく、気がつけば1ヶ月休みもないまま、過ぎていくという驚きの事態となっていた。

10月が終われば当然11月がくるんだけど、11月に入った時点で、「11月かぁ」と当たり前のことに驚いた。11月に入ったことに新鮮に戸惑った。あと2ヶ月で今年も終わる。当たり前なのに、そのことがびっくり。

仕事ばかりだったし、なんだかやたらと雨が多かった印象もある10月。衆院選選挙をなんとか時間を作って投票に行ったものの、あえなく惨敗。よくよく分析すれば、投票された意志の大半が通らない結果になってるあたり、こうなってくると小選挙区制自体に問題も感じるけど、それも今更。あらかじめ、ずいぶん前から着々と用意されている。少しずつ後退している実感を感じつつも、それでも意志を表明するために投票へ行かねば。


で、仕事のつながりでだけど、舞台で『リチャード3世』と『作者を探す六人の登場人物』を観れたことはとても刺激的だった。役者の方々の演技もそうだけど、シルヴィウ・プルカレーテ演出の『リチャード3世』を観ていると、劇の自由さ、幅の広がり、どこまでも表現に制約はなく、もちろん、演出的なある程度のルールはあるのだろうけど、戯曲というベースの中で、舞台上で繰り広げられるそれらはとても贅沢な表現で、そういうものを場ごとに観れる豊かさを実感できた。


声にしろ、音楽にしろ、小道具が発する音にしろ、演劇は音だなぁ。仕事ばかりだけど、それを堪能できたことが良かった。


そして11月。晴れの日も多いけど、朝晩は冷え込んできた。本屋へ行くと、真っ赤な陳列棚が。これも季節の風物詩か。ある意味、紅葉の季節。