東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『Tokyo is yours』

tokyomoon2016-12-17

風が冷たく、いよいよ冬が本格的なのだなぁと感じる日々。その分、空が綺麗でなんだか空ばかり見ている。青空が気持ち良いし、夜は月が良い具合。ただ、風はべらぼうに冷たい。


最初にそれを見つけたのは渋谷で、ガードレールの下にある居酒屋の店前の壁にそれは書かれていた。その響きが妙に気になり、写真を撮った。

それからずいぶん経って、そのことを忘れた頃に、代々木の商店街の端で、またその言葉を見つけた。偶然にしては文字の書き方が似ているし、そもそも、この言葉だ。そして、今日、中目黒でまたこの言葉を見つけた。

小さな言葉は、誰かによっていくつかの場所に書かれた。もう他に無いかもしれないし、まだどこかにあるのかもしれない。誰もがきづくような目立つところにあるわけではなく、見過ごされてしまうような場所にあるその言葉は、そういう場所から呼びかけている。見ようによっては挑発しているような筆致で。

『Tokyo is yours』

妙に印象に残る言葉だ。それが東京の、いくつかの場所に、書かれているが興味深い。


昨夜、深夜0時を過ぎたあたりか。娘が起き出してきた。怖い夢を見たという。なにか、棘のような突き出したものを僕が口の中に入れさせられるというような、痛々しい夢を見て、怖くて起きたのだという。それが子供特有のものなのか、娘に限ったことなのか、よく怖い夢を見て泣いて起きるなぁと思う。大丈夫、おとーは元気だよ、と言うと、また布団に戻って寝息を立てた。