東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『春が来たりこなかったり』

tokyomoon2017-04-04

四月に入ったけど、なんだかまだ少し肌寒い。特に夜は少し冷える。そのうえたまに雨が降るし、昨日は雷を伴い強い雨が降った。よく言われるゲリラ豪雨のような雨だった。不思議な天気だ。そして雨が降りすぎるとせっかくの桜が散ってしまう。


桜は満開というわけではないし、まだこれから咲いてくる蕾もありそうなので、もう少しそんな季節が続けば良いなぁと思いつつ。


三月末に誕生日を迎えたものの、その日はいろいろ重なり家に帰ってきたのは0時近くになってしまった。家族は寝ていたものの、娘からの手紙やお祝いの食べ物が用意してありありがたいなぁと思った。よくわからない謎の贈り物もあった。(あとから鼻毛カッターだと判明。)


とはいえ、もはや年齢についてどうこう考えるつもりもなく、中年がより中年になっただけということなので、ここは中年らしくきちんと慎ましく生きねばという気持ちなのだけど、まぁ、いろいろ思うようにいかないことばかりでままならないなぁとしみじみする。


思ったことを言葉にして、それをできるだけきちんと伝えようとする気持ちと、現実としてはじき出される数字という結果と。長々シビアだなぁと思わざるえないですな、正直。それでもその中で、流されるようにはしたくないし、考えて、留まって、できるかぎり割り切りたくないと思うのだけれども。


その日はそんなこともあり、たまにくる偏頭痛にも苦しんだ。職場の方に痛み止めの薬をもらい落ち着いたから良かった。緊急外来という手段もあったけど、また引くほどお金がかかるのも切ない。


初めて映画版『ツインピークス』を観てこれはなんて面白いんだと今更気づき、ドラマ版を観たい気になる。が、ドラマはなあ、長いしなぁ。連ドラというだけでいろいろ挫けて観なくなるし。観たいと思っていた『山田孝之のカンヌ映画祭』さえも追えぬ日々だし。夜な夜な録画してある映画を観る日々。

レニー・アブラハムソン監督『ルーム』
横浜聡子監督『俳優・亀岡拓次』

『ルーム』の子役が髪が長いこともあるのだけど、最初ずっと女の子かと思った。顔立ちがそんな感じで。劇中で髪を切る場面があり、ああ、やっぱり男の子なのかと思いつつも、それにしても綺麗な顔立ちの男の子。そしてお芝居うまい。

『俳優・亀岡拓次』は原作を読んでいたけど、そんな話だったっけと改めて読み返したい気持ちになる。といっても映画版がどうということではなく、映画版はとても面白かった。映画の自由度がたくさんある。映画監督から「生と死の間をさまよっている姿を体現している」的な褒められ方をした主人公が砂漠を彷徨するラストにあるような、休みのない旅をしているような俳優の生き方がなんとなく沁みる。


サニーデイサービスの『桜 super love』。何度も繰り返し聴いていたい。