東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『芝生の上で、空を見ながら』

tokyomoon2017-05-31

先日、仕事のご縁で、新作の邦画をみさせてもらう。脚本も拝見させてもらっており、その時から素敵なだなぁと思っていた。映画を拝見して、単にシナリオ通りに撮ったわけではない思わずハッとするカットがあったりと本当に良かった。取り立てた大きな出来事がそこまで起こるわけでもなく、何かの結論が描かれるわけでもなく、まだ若い十代の終わりを迎える若者たちの、漠然としたロードムービー。それが面白かった。男ってのは仲間と旅立ちがちだな。刹那的とか排他的とかではなくて、単にこの幸福な時間を楽しみたいという、ただ、それだけのことなのだけど、そういう気持ちは男の方が強いかもしれない。



土曜は仕事もありつつ、夕方に仕事が終わってから家族で嫁の誕生日をなんとなく祝う。先日、巣鴨へ行った際に、良い具合の靴屋さんがあり、そこで靴を一足購入しておいた。夏に向けて、カカトがない靴。是非、いろいろ歩いて慣らして使いやすくしていってほしい。それから娘を寝かしつつ、自分も就寝。


日曜は久しぶりに休みだったので、ここぞとばかりに掃除、洗濯、トイレや台所の掃除など。腰の痛さよ。それから少しばかりうたた寝をし、外へ出かけようかと。『メッセージ』という映画を観たかったのだけどタイミングが合わず、新宿御苑で本を読みながらのんびりしようかとでかける。新宿三丁目駅を出ると、花園神社の祭りがやっていて、新宿通りが神輿の一群で盛り上がっていた。


新宿御苑の芝生に持ってきたシートを引き、横になり、本を読む。佐藤泰志さんの『移動動物園』。日のまぶしさに姿勢を変えつつ、まどろんだりしながら本を読む。太陽が雲に隠れると暑さが和らぎ気持ち良い。なぜか妙に近くでカップルがキャッチボールを始めた。たまにボールが飛んできそうで気が気でない。なぜ、もう少しだけ離れてやってくれないのか。気にしつつ、本を読む。寝そべって空を見ると、雲が結構早く動いているのがわかる。少しも同じ状態ではなく、変わり続けている。風が吹くと気持ちいい。さっきまでキャッチボールをしていたカップルが今度は凧を出して、凧上げを始めた。なんでもでてくるな。風が吹いており、凧が空高くあがる。が、すぐに変な回転をして落ちる。なかなか難しいのだろう。


相変わらず腰が痛い。試しに筋トレなどを復活させてみるけれど、これが正解かもわからず。日常生活に支障がでるほどではないのだけど、立ち上がる時に腰が痛く、いよいよ歳なのだなぁと思う。