東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『毎日、決まっているような』

昨日は少し早起きして、6時台の電車に乗る。普段は乗らない時間。とはいえ当たり前だけど、すでに出かけてる人はいて、大変だなぁと思う。

 

新宿から離れる方面の各駅停車に乗る。この時間は進行方向左側に座る。朝焼けが気持ちいいから。だけど、昨日はあいにくの曇り空。残念ながら朝日は見れなかった。この時間の下り電車はのんびりしている。若い女性2人は新宿で乗ってきたときは楽しそうに話しをしていたが、動き出したらすぐに眠りについた。別の場所では、めちゃくちゃ沢山の荷物を持った女性が乗ってきて、忙しそうにメイクをしている。それぞれ都心から離れる電車にはどういう理由で乗っているのか。どんな背景があるのか想像する。

 

途中駅で小学生の男の子が乗ってくる。手には本を持ち、慣れた風で空いてるシートに座り本を読む。すると二駅後に、同い年くらいの女の子が乗ってきて軽く挨拶をして隣に座る。偶然なのかわからないけど、彼らは習慣で同じ時間、同じ車両に乗るようにしてるのかもしれない。そういう毎日の決まりごとが彼らの生活の一部になっているのではないか。楽しそうに話したかと思うと途端にそれぞれ本を読み出したり。それでとある駅で当たり前のように降りていった。

 

夜。仕事終わりに外へ出たら綺麗な月が出ていた。いつのまにか雲が無くなっていた。

 

石田祐康監督『ペンギン・ハイウェイ』。世の中はわからないことだらけでできている。具体的な日数でも、大人(の年齢に達するまで)になるまでまだ3000日以上ある少年が、目の前のわからないことに、自分ができる方法でぶつかっていく。そのことが眩しく感じる。生えかわりのぐらぐらする歯、夏の始まりと終わり。夏はなんだか冒険の時。

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