東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『ゆっくりと祝日を過ごす』

坂本龍一さんの『Bibo No Aozora』が好きでその曲を何度も繰り返し聞いている。『バベル』という映画のサウンドトラックでその楽曲とメドレーのように演奏される『Endless Flight』という曲があることを知る。その曲がとても素敵で繰り返し聴いている。Gustavo Santaolallaというアーティストの楽曲。どこか郷愁というのか、もの悲しさがあって、それがなんだかとても良い。

祝日の月曜。家族でスーパー銭湯へ行く。荻窪の駅前にある銭湯。炭酸泉のお湯に入ってからサウナへ。汗をダラダラとかく。以前はサウナの暑さが苦手ですぐに外へでてしまったが、水風呂と交互に入るサウナの愉しみを知って以降、サウナを長時間入るコツをすこしばかりつかんだ気がする。5分以上は平気で入ることができるようになった。全身から汗をたっぷりかく。それが気持ち良い。サウナ用語(そんな用語があるのかと言われるとよくわからないが)では、『ととのう』と言うそうな。それを初めて聞いたときは爆笑したけど、今はその『ととのう』がなんとなくわかる、気がする。汗をたくさんかき、すっきり気持ちいい。

風呂から上がり、少し休憩するとき、小説を読む。阿部和重×伊坂幸太郎『キャプテンサンダーボルト』。いわゆるバディもの、というか、たまたま世界規模のテロに巻き込まれた二人の男の物語。冒険活劇としてさくさく読める。500ページを超える作品だけど、あっという間に読んでしまった。伊坂幸太郎さんの小説をあまり読んだことがないので、なんともわからないのだけど、少なくとも、冒頭の一文は阿部和重さんの小説の書き出しのように感じた。

ゆっくりと日中の時間、銭湯でくつろいで、それから荻窪駅前で夕食を食べて、タピオカの入った飲み物を買って帰宅。テンションがあがった娘はなかなか寝ずに、布団の上で『銀の匙』を読み、僕も『キャプテンサンダーボルト』を読んでいた。

そんな祝日の月曜日。