東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『連休最終日』

連休最終日。今日も少し寝坊。起きてから、朝食を食べて掃除機をかける。天気が悪い。

昨夜、TOKYO FMの『TOKYOSPESEY』宮沢章夫さんとマキタスポーツさんの対談ラジオを聴く。二人の面白がる感性が似ていて、おもしろい。先日あったとある芸人さんのコメントについて語る場面もあった。あの発言は当然、良くないことだけど、ある種の毒のようなものがある笑いもやはりあるはずで、それは否定できず、それをきちんと面白がれることも大切だと思う。聴き終わって楽しい気持ちでいたら、突然、携帯から警報が鳴る。地震があった。ここ最近、地震も多くて不安になる。猫たちも警報にびっくりしてそわそわしている。

最近は、家で家族でテレビを観ることも多い。『マツコの知らない世界』という番組で、風間俊介さんがディズニーについて語っていた。風間さんがディズニーをすごく好きというのが最初は意外に思ったのだけど、その語り口、とても深い部分で、例えばディズニーの建造物から歴史的な部分を考察したり、その一つ一つの物語性をしっかり説明したり、驚いたのは、ディズニーシーの作られた町から、ニューヨークの歴史を調べたり、活火山の分析をすることで、番組の中では「変態」と呼ばれていたけれど、そうやって調べて、考察することが必要だと思う。考えてみれば、Eテレで放送された『80年代の逆襲 サブカルチャー論』という番組で80年代について考察した番組でも、風間さんは80年代カルチャーについて詳しく学んでおり、ある側面で「スカ」と呼ばれる80年代カルチャーを肯定的にとらえようとする姿勢があったけど、同様に80年に作られたディズニーについて、それが閉じた世界観のテーマパークと言い切ってしまえばそれまでだけど、そこを徹底的に分析してみることで興味深い側面を発見し、で、実際、その語られるディズニーのある種の徹底ぶりは目を見張るものがあり、そういう真摯な姿勢はとても尊敬に値する。

で、話かわり、娘は埼玉テレビで放送されている藤子不二雄Aさんの『忍者ハットリくん』の再放送を夢中で観ている。なぜ、いま、ハットリくんなのかと言うとそれはよくわからないけれど、いずれにしても、小学生にとってハットリくんは面白い作品なんだろう。改めて観てみると、意外とケンイチ氏はしたたかだ。まぁ、それはいいとして。

僕は、横光利一さんの『機械』をなんとなく再読したり、雨があがったところで、娘と近所の護国寺付近を散歩してみたりした。護国寺の境内で、白い鳩がおり、娘がそれを携帯でパシャパシャ撮りまくっていた。

夕方になり、また雨が降り始めた。最初は霧雨みたいな雨で、静かに降っていたのだけど、いつの間にか、雨脚が強くなり、いつの間にか雷が鳴り始めた。不安定な天気だなぁと思う。

夜は、家族でテレビを観ながら食事。バラエティ番組を観れば、素直に面白いし、ワイワイと笑ってしまう。明日からは仕事。自粛期間延長のため、まだ、通常とはいえないけれど、ともかく、仕事が始まる。