東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『週末いろいろ』

スターロード

■ ふと、思い立ってキャップを購入した。なんとなく欲しくなったので。僕は頭がでかいので帽子は何をかぶっても似合わないのだけど、それなりに気に入ったキャップを買えた。キャップをかぶるぜ、2006夏。それはそれとして週末、覚書。


■ 7日(金)。3週間ぶりに早稲田大学の授業にもぐりこむ。文化の変遷を東京の都市と関連付けた講義。60年代、様々な文化が新宿で生まれ、70年代になると文化の中心が原宿へ移動し、90年代は渋谷に移った。文化はかつて明治通り沿いを動いていった。70年代と90年代の狭間、原宿に程近い場所で82年に誕生し、84年には無くなってしまった東京のクラブカルチャー発祥の地としての『ピテカントロプト・エレクトス』において作り出された文化は、90年代以降次第に保守化していく文化に対抗するものとしての可能性を持っていたのではないか。そういう考察が興味深い。また東京の土地についての話も興味深い。明治通り昭和通り、山手通りなどは関東大震災以後に作られたというのも初めて知った。年号に合わせたような通りがたくさんあるなかで、大正通りという名称の通りだけはないわけだけど、その名をつけた通りもかつては存在しており、今は靖国通りと名前を変えて残っているとのこと。知らなかった。なぜ、大正通りだけ名前が変わったのか。そこにも何か謎がある。興味深い。ところで、この授業、来週にレポートの提出がある。どうしたものか。大学に籍もない身で出したところで意味がないし、果たして読んでもらえるのかも疑問。いろいろ考えたけど、提出するかは別にしてとりあえずレポートを書いてみることにした。これも勉強。テーマは『私の身体』。難しいな。レポートを書くなんて大学生以来だ。


■ 8日(土)。六本木のライブハウスEDGEにかげわたりのライブを観にいく。ボーカルが印象に残ったライブだった。家常さんの声とコーラスで参加するメンバーの声はすごく合うんだなぁと思った。これから夏の間はレコーディングに専念するのだという。ギターの鈴木君がレコーディングして欲しい曲はあるかと聞いてきたので『アップルジャムストーリー』と答えた。なんといいますか、CDで繰り返し聞きたい曲だったので。


■ ところで、ライブの前にベースの宮嶋君が僕のところにやってきて「長い間ありがとう」と一枚のCDを手渡してくれた。まったく見覚えのないCDだったので「なにこれ?」と聞くと「あれ?これ借りてたよね?」と宮嶋君。どうやら別の人に借りたCDを僕が貸したものと勘違いしたらしい。まぁそれはそれとしてせっかくなのでそのCDは借りた。『PLESANTVILLE』という原題がついた映画のサントラ。調べてみると日本では『カラー・オブ・ハート』という名前で公開された作品だった。ジャズとか昔のアメリカの曲のカバーとかいろいろあってオールディーズな気分になる。ちなみに僕が宮嶋君に貸したCDは映画『ひかりのまち』のサウンドトラック。


■ と、いうわけでいろいろあった週末。ここにきてなんだかどっと疲れがでた。でも、楽しい週末だった。