東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『八重桜と櫻の園』

快晴で気持ちが良い。掃除機をかけて、洗濯物を干し、トイレなど諸々綺麗にする。そして、外の掃き掃除。一日で枯れ葉がたくさん落ちている。季節だなぁと思う。

 

午前中は娘が嫁と、学校で三味線を習ったということで、その発表をちらりと観にいく。学校の近くに花が咲いていて、近づいてシャッターを押してみる。おそらく八重桜。冬場は寒さもあるのか、色合いがモノトーンな感じになるので、こういった明るい色が風景にあるとなんだか、心休まる。

 

して、発表会、当たり前だけど、みんなマスクをしている。シビアな話だなぁと思うが、鬼滅の刃柄のマスクをみんなでしており、そのあたりは、その状況を楽しむ方がいい。

 

その後、嫁と娘は用件があり池袋へ向かったので、それを見送り、自宅へ戻り、メール作業など仕事をいろいろ。

 

それからようやく余裕ができたので、吉田秋生さんの『櫻の園』を読む。とある女子高、創立記念日チェーホフの『桜の園』を上演する伝統がある演劇部の話。4人の女性が主人公。全四話。チェーホフの戯曲にあわせたような、4幕もののようでもあり。自分がどうだったか、正直覚えてないけれど、子供から大人に変わっていくことは、外的要因としてはそれこそ、学校を卒業する、大学へ行く、というようなことがあるんだろうけれど、男の場合、身体的な変化はいまいちわからなかったりする。そんな中で、女性の場合は、身体に変化が起こるわけで、男性以上に敏感に感じることがあると思う。『桜』、4月。自分の中にある大人への変化を感じつつ、日々を過ごす主人公たちの心模様。べらぼうに面白かった。

 

そんなこんな。夜はだいぶ外が寒い。猫たちが布団に入ってくる。お互い湯たんぽ代わりで暖かい。