東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『眠れないという』

月曜。少し蒸し暑さがある。日曜も仕事をしていると切り替えがないので、それはそれで悪いことではない。

夕方、母から電話あり。血圧がおかしく、おと脳が変なのだと言う。今夜来れないかと言うが、泊まりに行く用意をしてなかった。とりあえずいろいろ考えるが、この後も仕事がありひとまず保留。

それから仕事。とある話し合い。人それぞれだなぁと思う。それぞれに考えもあるのだろうが、人の何かにつけ込んで、みたいに考えることは、自分はしたくないなぁと思う。

打ち合わせを終えて、少しぐったり。が、落ち着くわけにもいかず、一度、家に帰り、眼鏡を持って実家へ向かう。実家に着いたのは22時過ぎ。

母は寝ていたが、起きてきた。
血圧がおかしい。そして、脳が変だ。苦しい、辛い。痛み止めは飲んだが、睡眠導入剤を飲むと、頭がぼんやりする。脳がおかしくなる気がして、飲みたくない。暑い。苦しいよ、研祐、もうだめかもしれない。そればかり繰り返す。一番は睡眠が取れないなら、薬は飲む方が良いと言っても聞き入れてくれず、暑いと言うので、扇風機を回したり、少し空調をつける方がいいと言っても、着けたくないという。しかし、暑いといって団扇をパタパタとする。

体調については、本人がそう言うなら、仕方がないとしかいえず、ならば、どうするといいのか、こちらも提案するが、そのことごとくが拒まれる。やりたいようにするのが一番だろうが、どれも拒まれるとどうしものかと途方に暮れる。

寝室へ行き、横になる。と、朝5時半くらいに、母が足音も立てずに現れて、苦しいと言う。寝起きで、頭がくらくらする。リビングへ行き、横になっている母のそばにいる。血圧を測ると言う。多少高いようだがそれほど大袈裟なものではない。5分くらいの間に、さらに2回測る。体温も測るがどれも異常はない。それでも母は辛いと繰り返す。どうしたら良いだろう。なかなか悩ましいことになってしまっている。

ひとまず、30分くらい話をしたら、母もようやく落ち着き、僕も小一時間くらいまた眠る。それから起きると、母は、さっきまでとは別人のように落ち着いている。「大丈夫なの?」と聞くと、「起きなきゃならないから気合をいれている」と言う。ならばますます気の持ちようなのだとは思うが、そこは難しい。

それからもともと予定していた仕事先へ。当たり前だが、実家からは遠く、予定よりも大幅に遅れる。日々いろいろ流動的なので長期の計画を立てるわけではないが、それでも目先の仕事の計画はある程度立てている。そこに、急な母の件が入ってくると、それもまたなかなかままならない。もちろん、優先順位は理解しているが。難しいものだなぁと思う。

そして、よりにもよって、火曜はやけに暑かった。30度近くまで上がった。汗だくで右往左往する。

そういうことがこれからも続くのだと思うと、なかなかだなぁと思う。家に帰り、ぼんやりしていると、いつのまにか眠ってしまっていた。布団にたどり着かず、目が覚めると、身体が痛いし、肌寒い。