東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『仕事で少し出張していた①』

5日から仕事で、とある場所へ出張。久しぶりに東海道新幹線に乗る。幸いなことに好きな山側の席に乗車できたので、富士山を眺めることが出来た。詳しいことは仕事なので書かないものの、久しぶりに関東を出た気がする。徐々にこうやっていろんなところに行き来できるようになるのは有難い。どの街も道行く人がマスクをしていると、コロナが東京だけの問題ではないということを改めて実感する。まぁ、当たり前なのだけど。ただ、夜に少し食事などに出かけると、繁華街の賑わいは、東京とは比べ物にならない感じがした。活気があるというか。それはそれで良いことだなと思う。

それと、たまたまなのだけど、この出張中、良い具合に晴れて、なんだか夏みたいな陽気で心地よかった。

で、無事に出張を終えて、あとは帰るだけ、というところで、まっすぐに帰るのもちょっともったいない気がしたので、少しだけ在来線に乗って寄り道。別の乗り鉄というわけではないのだけれども、ちょっとだけ旅の気分を味わいたい気もして。見知らぬ土地の在来線。地元の人は当たり前のように乗るわけだけど、こちらは新鮮で、ついつい物珍しくキョロキョロ見てしまう。単純に車両の色使いも違うし、東京に比べても、向かい合わせの4人掛けシートが多い印象。偶然かもしれないけれど。

あと、駅のホームの椅子が、1人掛けが背中合わせに設置されているところが多い。なんでなのだろう。まさかコロナになってからそうした、というわけでもないのだろうが、やけにそういう椅子の並び多かった。

車窓からの風景をのんびり眺める。賑やかな繁華街から、住宅街になり、山や田畑が増えてくる。学校が見えてきて、その校庭でバスケットボールをしている学生たちの姿が見えた。まったく見知らぬ土地で、おそらくもうそう何度も来ることはない、というか、きっと二度とないかもしれないその風景。彼ら彼女らはそこに暮らして、やがて社会に出るころにはどうなっているのだろう。そんなことをぼんやり眺めながら思いつつ、いつの間にかうとうとしたり。

そうやって新幹線の一駅分を、在来線で移動してから、少し駅から降りて街を散策。休日かつゴールデンウィークのラストの日だったので賑やか。陽が暮れてくるとまだ少し肌寒い感じもあるけれど、それはそれで気持ちが良い。見知らぬ街で、ぼんやりと散歩。とても贅沢な気分。

日が暮れてから、新幹線に乗って帰京。仕事の合間とはいえ、少しだけ充実感ありました。