東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『海岸行き』

朝、少し肌寒い感じで目が覚める。そろそろ布団もかけずに油断をすると、体調を崩すかもしれない。

朝食を食べたりもたもたしていたら、いつの間にか、嫁と娘がでかけていた。

掃除機をかけてから、僕も要件があり、出かける。新宿から久しぶりに小田急線。目指す駅で下車して、少し時間があったので駅前のカフェで仕事。のんびりとした場所なのに、Wi-Fi完備。で、仕事諸々。やらねばならぬことは多い。

気温はそこまで高くない(はず)気がしたけれど、それでもやや蒸し暑い。普段は来ないだろう場所を歩くのは楽しいけれども、結果、汗だくになる。JRに、相模線なる路線があることを初めて知る。横浜線や、小田急相鉄線など、なんやかんやいろいろな路線が走っている中で、相模線という存在に今まで全く気が付いてなかった。驚いたことに駅は無人駅もある。なんともアジがある。が、乗り込んだ車両に、バリバリの全身タトゥーが入った西洋の方が座ってらっしゃる。それもそれ。

なんやかんやで要件諸々。休憩中、ぼんやりと風景を眺める。コカ・コーラを抱えた子供たちが楽しそうにはしゃいでいる。そういう姿を見ていると、彼らにとっては目の前にあることがすべてで、昨日のことは昨日で終わり、明日のことは明日になったら動き出すことであり、今は目の前の、友達とわいわいと遊ぶことがすべてなんだとつくづく思う。自分だってかつてはそうだった。先のことなんか考えもしなかったし、毎日毎日楽しく全力で遊んでいた。疲れが残るとかそんなことも考えず、汗だくになっていた。

というのも、ふと、日本の自殺者の数が報道されていたからで、もしかすると、自分にも降りかかることかもしれないものの、しかし、なぜに苦しいことがあって、死を選んでしまうのだろうと悔しい気持ちになる。自ら死を選択するとしても、それは自殺ではない。外的な要因があって死を選ぶことは、純粋な自殺ではない。大きな括りでいえば『他殺』だ。しんどいなら逃げればいい。そんなことのために死ぬなんてまっぴらだ。

わいわいはしゃいでいる子どもたちを見て、なんとなくそんなことを思う。あと、そんなにはしゃいでいたら、コーラが噴き出すんじゃないかとそんなことも思っていた。

夜。用件があり車で帰宅。せっかくなので、やたらと買い物をして帰る。家の近くにあったスーパーが、中身はそのままなのに店名だけ変わっていた。

さすがに疲れたので、筋トレはせず。当然、日記も書かず。

なんとなく、今日のBGMはサニーデイサービスの「海岸行き」だった。

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