東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『少しばかり見知らぬ街を歩く』

早朝から仕事。朝5時起き。観光ではないので仕方がない。地方の朝は人もまばら。そして驚くほどの肌寒さ。

仕事をしつつ、その合間に、少しその町を歩く。アーケードのある商店街、城跡や、中心部にある寺社仏閣、かつて街道だった通りを中心に町が発達し、それが駅ができたことで拡がり、そして車が中心の社会になり中心地がやや空洞化していく。どこも似た流れだろう。中心地にやけにコインパーキングがあり、経営を放棄した地主たちがそこに時間貸し駐車場を作ることは容易に想像がつくとして、その存在が、なんとも町を歯抜けにしていることの寂しさといったら。いわゆる繁華街だった通りも、日中だからというわけではない静けさは、閉店してしまっている店の多さによるものだろうけれど、そういうのもなんとかしていく方法はないものかなあと、余所者でありつつも思ってしまう。

天気予報では雨はわりと早く止むといっていたのだけど、午前中はずっと天気が悪く、昼過ぎてからようやく晴れ間が見えてきた。

仕事を終えたころはすっかり夜で、そこから車で都内へ。無事に諸々終えて車を事務所に戻し、電車で帰路。車を降りる頃はかなりの肌寒さで、すっかり冬のよう。