東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『雨、雨、晴れ』

WOWOWで、野田秀樹さん作・演出の「パンドラの鐘」の放送があり、とても久しぶりに観る。まだずっと昔、確かNHKで放送されていて、たまたまそれをVHSに録画していた。主演の堤真一さんや天海祐希さんはもちろんだけど、脇を固める俳優の、松尾スズキさん、古田新太さん、入江雅人さん、八嶋智人さん、富田靖子さんたちのお芝居に猛烈な刺激を受けて、夢中になって何度もVHSで観返していた。

VHSが観れなくなってから、観る機会が全くなかったので、とても嬉しい。改めて観返すと、OPの紙を突き破って古代の失われた王国の人たちが出現する演出からしびれて、役者の方々のテンポ良いやりとりで猛烈なスピードで物語が進んでいく。そのスピード感、役者の方の個性、演出のダイナミックさ、すべてに打ちひしがれて印象は、今もまったく変わらない。

夢中になって観ていた途中で、仕事の件で連絡が入り、夜遅かったものの、電話で話す。自分の配慮の無さが一因で招いた事態ではあるものの、なんとも悩ましい。家の中で電話をするのもはばかられたので、自宅の外で話をしていたが、話ているうちに雨が降り出してきた。なんとも気が重くなる。

日曜。仕事があり、朝6時前に起きて、出かける準備。雨はいよいよ強くなり、肌寒さもかなりの状態。車で仕事へ。久しぶりに強い雨。そしてもはや長袖でないと耐えられないほどの寒さ。

日中の仕事を終えて、昼食を軽く食べてから、やや昼寝。先日見たTVの睡眠特集で、14時前くらいまでに、20分程度の睡眠は睡眠不足解消にも良いとされているという。それ以上遅い時間に、20分以上眠ると、夜寝れなくなるという。とはいえ、今日は時計を見たらすでに15時を過ぎていた、が、眠くて仕方がないので、眠る。気が付いたら、1時間を超すほど、熟睡してしまっていた。

夜。とある仕事の懇親会のような場に参加。こういう時、仕事の立場上、隅っこでじっとしているのだけれども、中心になって話をしている人たちの会話を小耳にはさんでいると、自分がいかに浅い関係しか構築できてないことに気づかされる。好きな分野こそ、積極的に飛び込んでいきたい。そのための共通言語のようなものは、自ら作っていかねばならない。

22時過ぎ、散会。といっても残る人たちは残る。僕は一足お先にそこを出る。昨日の仕事のことも、こういう場でのコミュニケーションの取り方も、まだまだ反省すべきところは多い。

雨上がり、ひんやりとした空気。23時近くでも夜の街に人はたくさん出ていた。さすがに眠い。