東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『ひみつシリーズ』

9月末までは、蒸し暑さがあり、Tシャツで十分だったのが、ちょっとしたら、あっという間に肌寒くなり、陽が暮れると半袖ではちょっと驚くほど寒い。あと、こればかりはよくわからないけれど、陽が暮れてくるときの雰囲気が、確実に夏とは違う感じで、この違いはいったいなんなんだろうと思う。虫の鳴き声なのか、雲の感じなのか、わからないけれど、確実に夏のそれとは空気が違う。


先日、久しぶりに布団を干して、干した布団に寝た。いつだったか7月くらいから、先日まで布団では寝ずに、リビングの床で寝ていた。エアコンなどをつけずに寝るので、まぁ、暑いからなのだけど、エアコン着けると肌寒くて眠れないので仕方がない。というか、家にいる分には、扇風機で十分であり。


いくつかの仕事で、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。世田谷のとある場所から、普段は電車で移動するのだけど、バスで移動してみようと、バス停へ。多少、時間がかかる気がするけれど、バスは電車よりも目的の場所の近くに行けるときがあり、便利は便利。こうやって、歳を重ねるとバスの便利さに気が付くのかもしれない。


先日、出張をした際、図書館のような場所に寄ったのだけど、そこで小学生くらいを対象にした「ひみつシリーズ」という本が棚に並んでいた。様々なひみつを、一冊にまとめて、子どもに分かりやすく漫画で説明している本なのだけれども、その中に「いなり寿司のひみつ」があった。決して、いなり寿司を蔑むつもりもなく、なんなら、わりといなり寿司は好きな方で、小腹が空いたら、コンビニでおにぎりではなく、いなり寿司を買うほどの私ではありますが、それにしたって、一冊の本にするほど、いなり寿司にひみつがあるとは思えない。

そして、そのいなり寿司の秘密を知りたい人たちがどれほど、いるのだろうか。


しかし、この表紙や、開いたページの魅惑の数々よ。やや、心くすぐられるところはあったものの、とはいえ、それ以上、深堀せずに、そっと本棚に「いなり寿司のひみつ」は戻したわけではありますが。

ここ最近、竹原ピストルさんや、狐火さん、神門さんなど、ポエトリーラップのように歌を歌う方の音楽をチラホラ聴いていた。自分の言葉を届けようとする人の歌は沁みるなぁと思う。

それにしても、なんというか、もの哀しい季節で、なんだか早くも夏が恋しい。