東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『一番の近道は、みんなで話し合うこと』

仕事の土曜。早朝から車で移動。昨日と打って変わって晴れているのが救い。朝一の仕事を終えて、少し一息。眩しい日差しが心地よくて、少し車中でうつらうつらする。それから都内へ戻り、いくつか、現場を転々と移動。

日中は晴れて心地いい。ああ、普通にのんびり過ごしたい、と思うもののこればかりは仕方がない。横浜から、渋谷、それから千代田区方面へ移動し、最後は東京駅へ。新幹線で帰ってくる仕事関係の人を迎える。

考えてみると、出発する新幹線は、乗車ホームの案内はあるが、到着する新幹線のホームは、よくわからない。それで駅員さんに聞くと、少し考えてから「その○○号の新幹線だと、○時に折り返し出発になるはずなので、○番ホームだと思います」と教えてくれる。なるほど、折り返し出発することを計算して、ホームを予想はできるのか。それにしてもいくら慣れているとはいえ、凄い知識が頭に入っているものだと感心する。

そして、無事、仕事関係者を迎えられる。

車中、いろいろと刺激を受ける話を聞く。映画製作に携わる一つのチームの話。現場で起きるイレギュラーな出来事を、「面白い」と思って前向きに解決しようとするチームの面々。リーダーの思い付きを、「どういう風にすればきちんとできるか」、その場で考えて実行しようとするのだという。そして、仕事終わり、どんなに疲れていても、そのチームは、かならず全員で話し合いの場を設けるという。そして反省点や良かった点を話し合うのだという。みんなが意見を言い合う。そこに上下の制約は無い、とのこと。それは小さな共同体だからできること。一見、アナログで効率が悪いと感じられる、そういう実践が、「結果、目指すものへの一番の近道だ」と、そのチームのリーダーは言っているという。『同じ場所、同じ時間、同じ方向を向く』をまさに実践している。

どんなにリモートや、スマホが進歩しても、やはり、同じ場所を共有することに勝るものはないのだろう。もちろん、便利は享受しつつ、根本的な部分は忘れずに。

一日、車で走り回ったけれど、刺激を受けることが多かった。