東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『ご冗談』

少し早起きして現場仕事。現場の最寄り駅に降りると、選挙演説の候補者たちがいたるところで演説を開始していた。そういえば、久しく見てなかったような活発な選挙戦。なんというか、結局は派閥争いみたいな感じが嫌なのだけれども仕方がない。他の仕事もあり、別の場所へ電車で移動。結構、時間的に綱渡りで、急いた気持ちになってしまう。

とある仕事の関係で、その方のお子さんの話を聞く。子ども同士の喧嘩が問題になっていた。発端は些細なことで、相手は冗談のつもりだったことを、真に受けてしまったことで、やや問題が生じ、先生が動く事態に。で、その相手が、大ごとになってしまったことに対して、その真に受けてしまった子に「冗談だったのに真に受けてなんだよ」と、ちょっといじめのような行動をするのだという。

僕は片方からの意見しか聞いてないので、正当な判断はできないかもしれないし、現時点では、子ども同士で解決させる方が良いとは思いつつ、自分の意見を一つだけ言うなら、大人か子どもかはさておき、『冗談』という行為をおこなったのなら、それがきちんと『冗談』だと相手に伝わらない時点で、その『冗談』は下手だったのだと思う。僕は『冗談』を作るのが下手だから、普段は人に『冗談』を言わない。もっと言うなら、『笑い』とでもいうべきか。『笑い』は難しい。生半可では、人を笑わすことなどできない。安易に笑わそうとして、そこに笑いが起きないことのしんどさといったら計り知れない。『笑い』や『冗談』は高度なテクニックでそういったことに長けてる人がやらないと、相手に迷惑をかけることがある。だから使おうとする際は慎重にすべきだ。『真に受けた』人がいるということは、単に、そいつが作った『冗談』の質が低かったに過ぎない。それについて憤慨するというなら、それは逆ギレ以外の何物でもないだろう。

それはさておき、行ったり来たりの仕事で結構バタバタして、疲れた。陽が暮れる前に、現場仕事は終わり、JRで移動をしていたので、久しぶりに池袋のデパート内を少しうろうろする。東武デパートの屋上に上がると、バーベキューコーナーがあり、まだ明るいうちからお酒を飲んでワイワイと騒いでいる人たちがいた。ぼんやりするには肌寒い。

それから本屋へ立ち寄り、気になっていた漫画を購入。『対岸のメル』、『ち。』、『光が死んだ夏』。漫画をこれだけ買うのはなんだか久しぶり。買い物をしてから、カフェへ。その途中も選挙活動の車がたくさん横を通り過ぎていく。それだけでなんとも賑やかな気がしてくる。仕事を少ししてから、漫画を読む。ややインプット。気が付いたら閉店の時間。一日あっという間。

家に帰る途中、習い事から帰ってくる娘とばったり出くわす。娘、漫画を読みながら歩いて帰っていた。僕も漫画を買ったことを伝えると「『ち。』は学校の先生からぐろいってきいたことあるー」と言っていた。家に帰ると、疲れがどっときて、少しぼんやりしていたら、あっという間に眠気が襲ってきた。身体は引き続き痒かったけれど、久しぶりに布団で寝る。