東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『早稲田の洋食屋さん』

8月の終わり。それがなんのきっかけか忘れてしまったけど、西早稲田駅で降りて、早稲田通りを歩き、お腹が空いたので何か食べようとフラフラ歩いた路地で、昔ながらの洋食屋さんのような佇まいのお店を見つけて、そこに入って、ハンバーグとチキンのミックスグリルを注文した。なんというのか、白高帽というのか絵にかいたようなコックさんのいでたちの年配の男性が厨房を切り盛りし、奥様がオーダーを取る。メインが焼きあがるタイミングで、スープとご飯をよそい、出来立てが完成したタイミングでテーブルへ。てらうことなく、シンプルで味わい深いデミグラスソースと、柔らかいハンバーグ。早稲田界隈に住む人たちか、社会人の方もいれば、学生、そして子連れもくる。若い男子は、ハンバーグ一皿では足りないのか、他にステーキも注文していた。とても美味しかった。

早稲田界隈は店がいろいろあるし、一駅しか離れてないので、歩いても移動できる。もっとのんびり歩いて、ゆっくりと開拓したいと思った。

季節はどんどん秋に向かっているのが、空模様や、草木の色で感じられるし、何より、陽が落ちていく時間がどんどん早くなっている。なのに、蒸し暑さだけは真夏のままで、日中は非常に暑い。夜は少し過ごしやすくなってきた。

土曜。掃除を終えて、敷物を持って新宿御苑へ。寝転がって、小説を読む。中上健次さんの「岬」を再読。それから、三島由紀夫さんの「三島由紀夫ラブレター教室」これもべらぼうに面白い。のんびり読みながら、時々、眠くなったら眠る。陽射しの照り付けるなかで、汗だくで寝る。一気に顔も身体も日焼けする。良い具合に焼けた。

空を眺めているとひっきりなしに飛行機が上空を飛んでいく。とてつもない数の飛行機が行き来している。

閉園の時間になってもまだまだ暑い。それから渋谷へ。ラフな格好だったけれど、仕事。終わった頃には22時。肌がピリピリしつつ、帰宅。

無性に映画が見たくなり、たまたまチョイスした大林信彦監督の「転校生」を観る。良い映画だなぁと思う。


日曜もまた別の仕事。やや早起き。そしてやや正装。スーツを着ると暑くて仕方がない。天気予報は雨。ということで少し身構えたものの雨は降らず。なんだったのだ。

帰り、無性にカレーらしきものが食べたくなり、渋谷まで歩いて帰る途中で、ケバブを食べる。最近、月一くらいでそれを食べている。つい大盛にしてしまう。お腹いっぱいになる。帰宅して、バラエティやらドラマをいくつか。解いてくれと言わんばかりに、ことさら謎を提示されるとそれはそれでちょっと気後れしてしまう。

筋トレしつつ、一息。

それから、4日月曜。この日は朝から雨。洗濯ものがたまってきているが、予報では一日雨らしい。どうやら久しぶりのまとまった雨だったらしい。そうだったけと思い返してみる。仕事をしていると、雨が止み、なんなら晴れ間が見えてくる。予報が少しずつ変化をする。で、そうかと思うと、また雨が降ったり、そして晴れたり。結果、なんやかんや蒸し暑い。

夕方、職場近くの中華屋で、辛みそ肉定食を注文。食べていると、お店の人から「一杯はおかわりできますから」と悪魔のささやきが。そう言われるとつい頼んでしまう。お腹いっぱい。

仕事を終えて職場を出るころにはまたポツポツ雨が降っていた。一日、なんだかはっきりしない天気だった。それにしても、漫画「ひらやすみ」がとても面白い。本当に良い作品だと思う。

明日は晴れるらしいので、たまった洗濯をしなければ。