東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『変な夢と少しだけ実家へ』

 

明け方なのか、変な夢を見た。電車に乗っている。線路わきがすぐに大きな湖で、なんなら線路も半分水に入っているような感じ。とある駅は、湖の中にあり、そこは駅から湖が見渡せるようになっていて、観光地のようになっている。そこを訪れる人はたくさんいて、僕もそのうちの一人。湖を見た後は、駅から出て少し歩いた先に、大きなジェットコースターや巨大なモニュメントがある遊園地があり、そこに行く観光客が多数いる。巨大なモニュメントはガンダムだ。

夢の中で、その場所を僕は以前も訪れたことがあるようで、何やら気持ちよさそうに湖を眺めている。穏やかな場所で、ずっといたいと思う。なんだか不思議に鮮明な夢だ。

朝起きたら、昨日の偏頭痛は落ち着いた。ただ、やや寝坊してしまっていた。それから事務所へ。その後、少しやらねばならないことがあり、現場へ。諸々打合せ。無事に問題は解決。少しホッとする。

その後、電車で実家へ。昨日行けなかった、父の仏前参り。なんやかんやと父が亡くなり、時間が経っている。普段、車で実家へ行くことが多かったのだけど、久しぶりに電車で移動。駅前を歩いていると、見覚えのない新しい店がある。一方で、無くなっているものもある。差し引きすると、どんどんと駅前は寂れているような気がするが、それも仕方がないのか。

久しぶりに実家へ。多分、兄も午前中に来ていたはずで、家の中は整理されていた。普段、誰も住んでない実家。不思議なもので、手付かずの方が、なんだかどんどん寂れていくような気がする。家は、誰かが住んでいないと呼吸してないような状態なのかもしれない。単なる物ではなく、家もまた、ある意味では生き物なのかもしれない。

線香をあげてから少しだけ、ぼんやりする。徐々に日が暮れていく。かつて田んぼだった家の目の前は、道路ができて、そこを車がたくさん行き来している。かつて、夏はうるさいくらいカエルの鳴き声がする場所だったけど、今は、カエルの鳴き声も滅多に聞こえない。なんとなく電気もつけずに、陽が暮れていくのをぼんやりと眺める。

夜になり、家を出る。できるだけ、もう少しだけ、コンスタントに来れるようになればと思う。駅前にある餃子の満州という埼玉に多い中華のチェーン店でレバニラと餃子を食べる。ずーっと何やら電話で話しているおっさんがいた。政治のことを憂いていた。すでにご飯を食べ終わったあとで、一緒のテーブルにいたおばさんは退屈そうにしていた。

それから電車で帰路。なんやかんや小一時間くらいで家に帰りつく。それはそれで少し疲れた。