東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『雨が続く日々』

朝、娘と嫁が何やら口論をしており、起きたら、娘から「気持ちが悪いから学校を休んでいいか」と聞かれる。それ以前に、さんざん、嫁と口論していたわけで、ここで「いや、行きなさい」と言っても、本人的には納得しないだろうし、ここで再度、詳しく聞くのもなんだか、娘もうんざりだろうし、そう言われたからには、休めばいいと、こたえるしかなかった。後から考えれば、それでもきちんと理由を本人の口から話させた方が良かった気がする。難しいなぁと思う。

最近、いろいろなところで、うまく相手との意思疎通ができない事態が続いている。結局のところ、お互いが完全に理解しあうと言うことは不可能だろうし、こちらの意図をすべて理解してもらうことも不可能なら、それを強要することも不可能だろうし、出来ることといえば、双方が相手のことを「意識しあう」ことしかできないのではないかと思う。

それにしてもいろいろと難しい。

ひとまず、御飯を食べて、洗濯物を干す。天気予報が雨予報なので、室内に干して、扇風機をまわして出かける。

明日が祝日なので、出来る仕事をまとめてやっておく。といっても、明日も仕事なのだけど、平日のうちに片づけておかねばならぬ仕事のあれこれを。それから出先で打合せ2つ。初台で一つ目の打合せを済ませてから、下高井戸へ。そこからどうやって移動するか考えて、世田谷線に乗る。

住宅と住宅の間を通るのは、荒川線と同じだけれども、その土地の雰囲気は、下町のそれとはどこか違う気がする。通り過ぎる世田谷の町それぞれに、なんだか特徴がある気がして面白い。

目的の駅で降りて、用件を済ませてから、少しだけ歩く。大きめの通りから少し入った住宅街をふらふら歩く。なにやら立派な家が多い気がする。雨が降り出したことと、歩き疲れたのもあり、くじけてバスに乗る。意外とあっという間に三軒茶屋へ着く。そのまま渋谷まで乗っていると、学校帰りの小学生たちがたくさん乗ってくる。バス移動で通学している小学生たちがいるんだな。それも土地柄かもしれない。

事務所には戻らず、出先で仕事をしたり、本を読んだり。

と、突然、歯医者から電話。何かと思ったら、週明けに予約していた治療の確認の電話らしい。今までになかった確認の電話がなぜかきた。


それにしても、最近の雨の多さはなんなのか。しかも暑いので、まるで梅雨のような蒸し暑さ。昨日も出先の打合せに、一応、傘を持って行ったら、途中で案の定、雨が降り、傘のありがたみを知る。

高橋源一郎さんの「僕たちの戦争なんだぜ」を読み進めている。高橋源一郎さんが語る「大きな戦争」と「小さな戦争」。そして、「外」へ飛び出してしまった「あなたたちの戦争」ではなく、あくまで「外」へ飛び出さず「中」で留まる「僕たちの戦争」と向き合おうと試みる姿勢。空調の強い喫茶店で寒さに耐えながら仕事&読書。

夜になり、まだまだ雨が強い。帰宅すると、娘はまぁまぁ元気だった。

筋トレしつつ、ぼんやり。Spotifyキセルを聴いている。勘違いかもしれないけれど、ちょっと前まで聞けなかった「明るい幻」や「The Blue Hour」などのアルバムが視聴できるようになっている気がする。

夜。そろそろ扇風機を付けなくても過ごせるくらい涼しくはなってきた。今年も、なんやかんや帰宅したあと、自分からはエアコンはつけていない。扇風機だけでもなんとかやれる。