東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『とある町へ』

4日。朝からややバタバタとする。事務所へ行って仕事をしてから、池袋の現場へ。と、そこへ行く途中でややトラブル発生。ちょっと驚くような事態で、とりあえず、出来る限りの調整などの電話。あちらに連絡、こちらに確認。諸々承諾して、レッツラゴー。くらくらする。で、池袋の予定を早めに切り上げてから、羽田空港へ。池袋から有楽町線で有楽町へ向かい、そこからJRに。浜松町からモノレールへ。浜松町駅から天王洲アイル駅間は、とても好きな風景。が、この日はやや心もとなく、楽しんで眺める余裕は無し。

羽田で仕事の人たちと待ち合わせをして、とある場所へ飛行機で。久しぶりの飛行機。最近は、飛行機の上でもWi-Fiがつながるので、有難いことに仕事から逃げられない。パソコンを開いて、いろいろメールなど。目的の飛行場に着いた頃にはすっかり暗い。そこから車でやや移動。夕食は目的の街の「びっくりドンキー」で食べることになった。ありがたや全国チェーン店。久しぶりにチーズバーグディッシュを食べる。それにしても値上がりしているなぁとしみじみ。

その地域でよく食べられているアイスを教えてもらった。驚いたことにその地域ではコンビニでもそのアイスが定番として売られているとのことで、確かにコンビニに行ったら、そのアイスが売っていた。

ホテルに到着。残念ながらホテルのWi-Fiが弱く、やや不便。まぁ、こればかりは仕方がない。夜は静か。いや、東京が騒がしすぎるのだろう。ホテルでルーティンの筋トレをして、ややぼんやり。ネットがつながりにくいので、TVを久しぶりに着ける。「報道ステーション」で野球の話題。原監督が退任するという。


5日。朝、カーテンから漏れる光が眩しい。カーテンを開けると、気持ちのいい朝日。少し向こうに山が見える。

ホテルの朝食を食べる。よくあるバイキング形式。モリモリいただくが、牛乳がない。あとブロッコリーもない。朝食は、普段自分が食べているルーティンを食べたいとなんとなく思ってしまうけれども、とはいえ、郷に入っては郷に従え。

それから仕事。とはいえ、僕のやることといえば、現場で見学しているようなもので、それはそれで、そんな立場なのに、連れてきてもらったことに感謝しつつ。もちろん、ぼんやりしているばかりではないし、電話もくれば、メールもくる。

とはいえ、少し、一息ついて、余裕が出来たときに、近くを軽く散歩してみる。空が広い。見知らぬ町、こういった仕事のご縁がなければ、おそらく来ることもない町。半袖でもまだ、日中は過ごせるくらいの陽気。が、陽が暮れてくると一気に肌寒くなる。

仕事が終り、ホテルへ。普段、東京で仕事をしている時に比べると、健全な時間に帰宅できている。筋トレしつつ、テレビを見ていると「睡眠」をテーマにした番組が。寝不足は良くないらしい。まぁ、それはそうだろうけれども。寝る直前まで携帯を見ることはダメなのかという質問に識者の人が答えていたが、例えば、文章を見るだけなら、別にダメではないらしい。ただ、SNSのようなタイムラインのようなものがひっきりなしに更新されていくものを追ったり、LINEのようなやりとりをしてしまうのは、脳がずっと休まらないので避けた方が良いらしい。なるほど。ということで、できるだけ睡眠をとるために早めに就寝。

6日。朝、起床。それから、ホテルの食事を摂って、また出先で仕事。ある程度、のんびりとした中で、仕事は進んでいく。この日も快晴で、落ち着いたペースで仕事ができる。仕事先の人と少し世間話。

こういった業界、とてつもなく疲弊する仕事も多く、しんどさで離れる人も多い。そういう商業的なやり方で良いのかと思い、自分のペースで仕事を選り分け、きちんと自分の手の届く範囲で仕事をしようと決断して、今の方向性で仕事をしたのだという。とても素晴らしい決断だなと思う。もちろん、その中にも大変なこともあるとは思うけれど。こういう話を聞いて、そういう現場に少しでもご縁があって参加できたことはとても幸福な気がした。

陽がゆっくりと動いていく。木々が揺れて、その葉っぱの間から、光線のような光が射しこんでくる。近くに大きな川が流れていて、そこに少しだけ行ってみる。土手の上に立つと、大きな川と、町が一望できる。

良い環境で、良い仕事をしたい、そんなことを思うが、なかなかそううまくいくものでもない。とはいえ、現状を否定するばかりではなく、目の前のことをコツコツやるしかない。

仕事終わり、仕事先の人たちとラーメンを食べに行く。地元の人が行きそうなラーメン屋。飛び交う言葉のイントネーションが普段と違うことの新鮮さ。こってり系の豚骨ラーメン。美味しく食べて、ホテルへ戻る。夜はやや肌寒くなってきた。秋の夜。

7日。この日も早朝から仕事。とはいえ、ホテルからの移動はそれほど苦ではない。朝、出先での仕事だったのだけど、散歩や自転車で走っている人がたくさんいる。そういうえば、3連休なのだという。休みの実感はまったくない。

空を見上げると飛行機雲がでている。明日はやや天気が悪くなるかもしれない。陽が射すと半袖でも暑いくらいで、だけど、陽が雲に隠れると今度は半袖だとやや肌寒く感じる。はっきりしない天気で、体調に良くない。とはいえ、無事に、そして穏やかに出張仕事は終わり、飛行場まで送ってもらう。

飛行機に乗って東京へ。なんやかんや過ぎてしまえばあっという間。だけど、今回は穏やかに、目の前の仕事に向き合えた気がする。なかなかこういう現場ばかりではないのが残念だけれども。本当は直帰したかったが、どうしても職場に寄らねばならず、職場へ。一気に現実に戻される。東京も気温はやや肌寒さを感じるような空気感。日本全国、秋が来ている。