東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

埼京生活『パソコン』

■ 夜勤明けに秋葉原へ行く。


■ 時間もあるので散歩でもしながら行こうと思い、途中の東京駅で降りてみたが、雨が降っていた。小ぶりだったので、構わずに歩くことにする。東京駅から秋葉原までは山手線でわずかに2駅。神田を挟んでいるだけで電車だと5分くらいで行ける距離。


■ 東京駅から歩き出す。首都高が頭の上を走っている。日本橋の辺りにかかる首都高が伝統ある東京の景観を壊しているという人もいるが、僕はこういう渾然とした感じが好きだ。ちょっと古い時代の作りの橋の上を縦横無尽に首都高が入り組んでいる風景はどことなく未来を思わせる。とはいっても手塚治虫が創造した華やかな未来ではなく、『ブレイドランナー』のようなもうちょっと現代と地続きな感じの未来だけど。それはそれでかっこいい。


■ 東京から神田へ向かう辺りに江戸通りというのがあるのを初めて認識した。昭和通り明治通りがあるのは知っていたけど江戸まであったか。そんなことに目を奪われながら歩いていると山手線の高架下沿いを歩いていたつもりがいつのまにか昭和通りまで出てきてしまった。地図を見てもらうと分かるのだけど結構東に流されていたことになる。この辺は碁盤の目状の通りになっており、ついつい碁盤の目に沿ってまっすぐ歩いてしまうのだけど、それは碁盤の目に対して直進しているだけで、駅と駅を結ぶ直線をまっすぐ進んでるわけではないから逸れるのは当然。後で地図で見返すと明らかに東に向かっているのだけど、実際に歩いてみると碁盤の目があまりにも直線なので、自分の行きたい直進と混乱してしまう。ちなみに演劇部とかに所属していた人にはかなり馴染みのある早口言葉「神田鍛冶町の角の乾物屋の勝ち栗買ったが硬くて噛めない」の神田鍛冶町は神田駅北口を出た一帯にある。


■ そうやって散歩してから秋葉原へ。で、パソコンを探す。先日、思い立ってパソコンを買おうと決意。それまではお金が無くて断念していたのだけど、仕事場の人に聞くと、こだわらなければかなり安く手に入るという。僕としてもネットができて、文章が書ければとりあえずはいいし、先々なんか必要ならその時なんとかすればいいと安直に考え、とにかく値段重視で物色してみる。確かに安い。5万くらいから入手可能だ。中古でも構わなければ2万くらいでもいけるのだけど、さすがに躊躇する。パソコン関係にいろいろ詳しければこういうところも果敢に攻めれるのだろうけれど、僕には無理でした。


■ とにかく選びようによってはかなり手頃な感じで買えることが判明。出来る限り早い時期になんとかしたいと密かに決意す。