東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

埼京生活『バンドの稽古とスーパーカー』

■ めっきり朝が寒くなってきた。最寄の駅に行くまで自転車を使っているのだけど、風を受けながら自転車をこぐのが辛い季節だ。耳が痛い。冬には冬の楽しさがあるのだけど、朝の自転車だけはどうにもよろしくない。


■ ネットに詳しい人は当然、知っていることなのかもしれないのだけど、『GyaO』という無料会員制ブロードバンド放送がある。最近になって会社の人に聞いてその存在を知ったのだけど、ちょっとした登録を済ますと無料で映画とか見れるそうで。ためしに今日チラっとホームページを覗いてたまげた。映画で大島渚特集をやってるのな。横尾忠則さんが主演の「新宿泥棒日記」が無料で見れるなんて。レンタルビデオでも観れる機会が少ない作品なのに。12月16日までの限定公開らしい。おのれ、なんとかしてみれねぇもんか。


■ 19日(土)。目白でしばしば集まっている友人たちとの会合。これまで1月に1度くらいの割合で集まっていたのだけど、理由あって定期的な集まりは今回で中断することになった。芸術のこととかいろんなことを雑談交じりで話し合うことができる場で、いろいろ面白かったので、そういう場がなくなると思うとまぁ寂しかったりするけど、考えてみたら自分もこれから3月くらいまでは何かと忙しいので仕方がないかと思ったりする。


■ 集まりが終わるとみんなで池袋へ向かったので、鬼子母神の大公孫樹のことを話したら、みんなで見に行くことになった。みんな、やっぱり驚いていた。大公孫樹、ほんとすごいから。面白かったのはみんながその場でカメラを取り出したことだ。みんなカメラを持ち歩いていた。持ち歩くものなのか。でも、まぁ自分が気に留めた風景とかを、さっと写真で撮れるっていうのは楽しいのかもしれない。


■ その後、池袋でやっているバンドかげわたりの練習をのぞかせてもらう。1月の芝居でも弾いてもらう曲を何度もセッションしていた。気持ちいい音を見つけるためには、それぞれの演奏がピタっと合うために何度もあわせてみる必要があり、手探りな作業が多く大変そうだ。でも、次第に曲が固まっていく過程を周りでみているのは気持ちいい。


■ その曲は芝居でも使わせてもらうので、稽古中に僕もいろいろと口をはさませてもらったのだけど、まだ曲が固まっていない段階で口をはさむのはなんだか申し訳ない気にもなる。曲は曲として一つ固まったものとしてあって、完成してから、芝居用にアレンジしてもらう方がいいのかもしれない。それでも、ついつい芝居のときはこれこれこういう状況で弾いてもらう予定だからこういう感じでやってほしいと口をはさんでしまった。


■ 夜になってから家常さんが電話をくれたので、そのことについてちょっと訊ねたら全然気にせずいろいろ言ってくれといってくれた。ありがたいことです。僕は練習の途中で帰ったのだけど、その後練習を重ねて、曲はいい感じに固まってきたのだそうだ。今度、聞くのが楽しみだ。


■ かげわたりメンバーの宮嶋さんから『スーパーカー』のビデオを貸してもらった。浮かれて家に帰ってから見る。PV集だった。実は勝手にライブのビデオと思っていたので、ちょっと意表を突かれた気分になってしまった。でも『スーパーカー』のPVを初めて見れてよかった。『Desperado』はかっこいいなぁ。